他にも入院になってもおかしくない患者さんがいた。その患者さんは実はある癌の末期状態だと今回初めて分かった。しかし余りに手の施しようがないため、「少しでも残りの時間を家族といっしょに過ごしたほうがいいのでは」と鎮痛剤、炎症を抑える薬、利尿剤を追加しただけで帰宅を促した。余命はもって数ヶ月、年を越せなくても不思議ではない。まだ食事も摂れ、意識もしっかりしている。入院したらこの時世、簡単には家族にも会えなくなる。
夜は久しぶりに気管挿管から人工呼吸器につながざるをえない患者がいたり、未明に救急患者を受け入れたりし、結局布団やソファでは寝ずに医局の机でうつ伏しての仮眠だけだった。W杯のフランス対モロッコもチラッと見ただけ。フランスの勝ちは予想通りだった。予選リーグ終了時点での私の決勝予想はブラジル対フランスだったが、アルゼンチン対フランスもなかなかの好カードだ。試合は日曜の深夜か、まだまだ先やな。明けても午前はまだ仕事がある。はぁ〜、きっとまた東野幸治みたいな表情になっていたような・・。
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