医療ひっ迫で青雲会病院も周囲の医療機関も困っている状況と一昨日書いた。2日連続で霧島市からの精査治療依頼の患者を断ったが、昨日の霧島市からの電話の男性患者は受けることが出来た。その時点で男性で2床までならOKだったからだ。
熱中症で急性腎障害の患者と聞いていた。来院後すぐに採血点滴の指示を出し結果を待った。が、データを見て唖然、クレアチニンが19以上、カリウムが8.1もあった。こんな腎機能悪化は見たことがない。排尿はあるとのことだが、ともかくも泌尿器科Drに連絡し一時的にでも血液透析をしてもらう必要があると思った。ミエマドDrもすぐに対応してくれ泌尿器科での入院となりすぐに透析開始となった。
ふう。この暑さの中、熱中症になる患者さんもいるだろう。でもコロナのせいで医療機関受診も遅れがちになるし、受けた側も入院させたくても近くの受け入れ機関がコロナのせいで出来ないため、隣の医療地域に依頼してくる。3日連続で霧島市から紹介依頼があったのは偶然ではない。今回のケースはたまたまわずかに空床があったからよかったが、姶良地区のうちがダメなら鹿児島市か大隅の鹿屋方面に紹介しなくてはならなくなる。しかしコロナのせいでどこも入院制限が掛かっていることが多く、この熱中症患者(実は急性腎不全患者)がもしコロナ陽性だったら、東京みたく救急車で搬入まで35時間以上も受け入れ先が決まらないってなことになっていたかも。
青雲会病院も来週にならないと休んでいた職員が復帰できない。まだまだこの綱渡り状態が続くわ。え、来週の朝礼も中止だって?ふむふむ、となると私のスピーチは2週間は後回しにされる。しばらくはスピーチスライド作りをしなくても済むかぁ。そこだけはちょっとだけ有り難かったナ。 ̄ー ̄)ニヤリ。
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