その県が全国一なものを特集するんだとかで、パネルに表を作って「あることで沖縄が全国一なんですけど・・」と県民に質問するがまあ分からない。しかし私は沖縄が県民あたりのボウリング場の数、プレイ数で全国一なのは30年前から知っていた。なんといってもその時期、沖縄でボウリングにハマっていたからね。番組ではなぜに沖縄ではボウリングが盛んなのかを解説してくれていた。上の画像にもあるように「米軍基地内でのボウリング場からアメリカンスタイルのボウリングが広まった」というのは確かにそうだ。あまり知られてはいないが世界一のボウリングチェーンは米軍基地のボウリング場だっていう指摘もあるくらいでどこの基地にもボウリング場はある。前にも書いたが、私は今では立ち寄ることすら困難な辺野古のキャンプシュワブ内のボウリング場に行ってボウリングボールを安く手に入れた。普通の人は入れないのでパスを持っている人の知り合いということで特別に入れたのである。
職場や友人らと3人、4人とチームを作り、週1決まった曜日にリーグ戦を数ヶ月から半年くらいかけてやるのだ。私はサラダボウルの水曜トリオリーグ(今は曜日変更になっている)に病院のドクターやMRを誘って参加していた。鹿大のボウリング同好会出身の四次元Drや駒流Drらがいいタイミングで出張に来てくれていたというのもある。1年して彼らが帰った後はにしん村MR、密会MRらと組んで3年の出張が終わるまで参加し続けたんだった。ボウリング場にはお酒の自動販売機もあって確かに飲みながら投げているボウラーもいたな。
冒頭で紹介されていた浦添市のマチナトボウルもよく行った。そこのスタッフが出てきた時に、カールが「あ、タイゾー君」と声を上げた。お母さんはカールと幼稚園からずっといっしょだったそうで、なんと幼い頃うちの長男テルとも会っているという。7、8年前にそのお母さんから「ボウリングの大会によく出ている」と聞いていたそうだ。
番組ではあまり触れられていなかったが、私はもう一つ沖縄でボウリングが盛んな理由を知っている。沖縄県民は昼よりも夜に友人らと集まって遊ぶという習慣があるからだ。夜にみんと遊ぶとなればボウリングはうってつけではないか。あの暑さのせいで真っ昼間はあまり動きたくないんだよ。小学生も夜の9時ごろ道路で遊んでいる風景もあり「子どもの夜遊びは止めましょう」というキャンペーンもあった。それに沖縄の若者は夜のバイトを嫌がる傾向にあるのも友人仲間が夜に遊ぶからだ。ボウリング場なんて平日で未明の午前2時まで、週末は午前4時まで開いているんだよ。鹿児島なんて最近は夜23時ごろには閉店だもん。
冒頭で紹介されていた浦添市のマチナトボウルもよく行った。そこのスタッフが出てきた時に、カールが「あ、タイゾー君」と声を上げた。お母さんはカールと幼稚園からずっといっしょだったそうで、なんと幼い頃うちの長男テルとも会っているという。7、8年前にそのお母さんから「ボウリングの大会によく出ている」と聞いていたそうだ。
さらに台風の時が見物だ。鹿児島では早々にボウリング場は閉めるが沖縄ではどこも満員御礼、台風の時は仕事も学校も休みになるからボウリングか映画さーねって感じ。実際、1993年9月の台風の時、職場の連中とサラダボウルに出かけた。その台風は鹿児島の加世田で多数の被害者を出したくらいの強い台風だった。でもその頃はボウリングがしたくて仕方ない頃だったし暴風の最中でも投げたかったのだ。ところが、平日昼にも関わらず満員で駐車場に入れず仕方ないので近くの小禄ボウルに行ってみた。そこはどうにか入れたがやはり満杯で待ち時間があった。外は結構な暴風なのになんでこんなに人が多いの?と自分らのことはさておき驚いたものだ。で、待っている間になんと停電になっちまった。電線が切れたのだ。そこでようやく駒流Drに「こてる先生、さすがに・・止めましょうよ」と言われ「そうだな」と引き上げたのだった。その夜は私のところも停電になり、暑いから窓を開けたいが外は暴風なんで開けられず寝苦しい夜を過ごしたのを思い出す。沖縄は台風でも水の被害はほとんどなく犠牲者もほとんど出ない。逆に「これで断水の心配をしなくてすむ」と言う人もいる。風にはさすがに気を付けるが最近の沖縄の民家はコンクリートが圧倒的に多く、店の場合看板を飛ばされないよう店名をコンクリートに直書きというところも多い。そうそう、その台風では沖縄でも一人だけ犠牲者が出た。でもその人、台風にも関わらず港に釣りに出かけたため波にのまれて死んでしまったのだ( ̄0 ̄)。
ケンミンショーはそんな所変われば品変わるを分かりやすく面白く紹介してくれるなかなかいい番組だ。「沖縄県民とボウリング」を見てこの番組が15年も続いているのも肯けると思った次第。
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