昼前、外来の仕事をしていて内視鏡室から「大腸内視鏡をちょっと手伝って欲しい」と東洋Drの依頼があり20分ほど手伝い、外来に戻った。すると今日の私付きのオダユリNsが「先生、今大変なことになっていますよ。アベさんが・・」と語り掛けてくるので「何のこと?」と聞き返した。アベっていう患者さんが何かトラブルでも起こしているのかと最初は思った。しかしー。
ネットニュースで確かめ、愕然とした。そして許せない!と怒りが湧いた。実はスマホにカールからも連絡があって、こてる家LINEに「安倍さん、散弾銃で撃たれたんだって😱怖すぎ 怖い世の中だー」「不満があっても。撃つのは、ダメ✖️だよね。怖くて、ドキドキしてる。」との投稿をしていた。選挙運動の演説中に命を狙うなどみんなも言うように民主主義の根幹を揺るがす暴挙だ。私はすぐに「うん、許せない!こんなことは絶対にしてはならないし、させてもならないよ!」と返した。
こんなことで亡くなって欲しくない。ただ直後から心肺停止状態と聞き厳しいなと思った。昼休みも医局のTVに青雲会Drたちが見入っていた。
夕方になって昭恵夫人が奈良の病院に到着と聞きおそらく心肺蘇生を止めるタイミングだろうと外来スタッフを話しをしていたらやはりそうだった。残念。無念。犯人は政治信条があってのことではないとか特定の宗教団体(統一教会らしい)がどうのこうの言っているらしいが、単なるこじつけだろうて。こういうヤツは、世間を上手く渡れないタイプなのに妙にプライドが高く自分はひとかどの人物だと思っている。そういう輩が鉄砲や爆弾の知識を持っていると現状の不満のはけ口として有名人や影響力のある人物をやっつけたいってなるんだ。オウム事件の最中に起きた警察庁長官狙撃事件で犯人有力とされたNがそんなタイプで「有力者を狙撃することで世の中を変えることができるんだ」という狂気に似た信念を語っていた。そいつは今も塀の中にいるので安心だが、そんな輩が今度の事件をきっかけに「我もー」と出て来ないようにしなければ。半藤一利さんだったか、日本が戦争への道を進んでいった大きなきっかけは二・二六事件だと言っていた(と思う)。このようなテロが言論封殺の風潮を当たり前にし軍部の暴走を許してしまったのだ。この事件はただの殺人事件ではない。決して許してはいけない!
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