月曜が休みだと水曜に朝の医局会がある。それでいつもより早く家を出た。しかし高速を走らせていると、またもや渋滞が発生していた。あいた、今年は多いなぁ。これで3回目くらいか。事故が先の方で起きているのかと思っていたがどうも違うようだ。吉田インターでは降りようとする車で高速道路にまでかなりの渋滞があった。
医局会開始時間を20分も過ぎてようやく姶良インターが見えてきた。少し驚いたのはインターに入ってこようする車が多かったことで、いったいどうして渋滞しているのかその時は分からなかった。病院に着いて、今日の医局会が中止になったと聞いた。私を含め鹿児島組のDrらがほとんど来られなかったからだ。キブンDrなど午前6時半ごろには自宅を出たそうだが間に合わなかったとか。7時40分に出た私など大した被害でもない。渋滞の原因は空港先の横川付近で雨による崩れがあったとかで加治木まで高速通行止めになったせいらしい。高速を降りる車はすぐには片付かない。こんな時、1時間の渋滞はザラだ。3年前は4時間も閉じ込められたことがある。今回は姶良インターに近づく頃には通行止めが解除されつつあったのでキブンDrほどの遅滞に巻き込まれずに済んだわけだ。
夕方、昨日近隣クリニックから頼まれた大腸憩室出血患者の再検査を行った。S状結腸が出血の主座と分かっているがその憩室が何十個もあるので出血源特定がなかなか出来ない。そこで私はわざと出血させるよう仕向ける。点滴を早め、体位変換を促し、はては内視鏡先端フードで粘膜を刺激したりもする。内視鏡を1回挿入して水性下剤注入し、排便を促し、また2回目の挿入をしたりなど・・。
今回はそれらがうまくハマった。S状結腸の某屈曲部位から新鮮血が出てきたのだ。「やったー」と思わずつぶやき、動画撮影までした後、クリップとゴムバンド結紮法で止血出来た。やれやれ、それでも今月の大腸憩室の止血は2勝2敗だ。ただ五分五分は全国平均より高い。毎回止血出来るよう憩室出血との戦いはまだまだ続く・・。
↓は発見時の憩室からの拍動出血が確認出来る動画です。
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