外来ネタ。
30代男性で嘉味田(かみた)さんという人が来て、診察をいったん終わった時に「名前からすると沖縄の出身ですか?」と尋ねた。ルーツはそうだとのことだが「私はまだ自分と同じ名字の人に出会ったことがないんですよ」と言う。「ああ、沖縄にならたまに見かける名字ですよ。私が沖縄の病院にいたころ、内視鏡付きの看護師が嘉味田さんでした」と教えた後、「彼女の名前が美香で上から読んでも下から読んでもカミタミカだって言ってましたヨ(結婚してそうではなくなったが)」というと、「そうなんですよ!私の娘が生まれた時にミカって付けようと言ったら妻に反対されてしまって・・」だったそうな。うん、いい名前だと思うけどねぇ。
次の患者は名前がタンゾウだと聞き、かなりの高齢者やろな、え、この人も30代だって?!昭和も前半の生まれかと思ったヨ。この前の奈子さんとは逆パターンだった(笑)。
美和さんという50代女性が久しぶりに受診して来た。3ヶ月ほど大隅方面で通訳の仕事をしていたという。へーえ。「いったい何語の通訳で?」と尋ねると「中国語」とのこと。そりゃ中国語をどこで学んだのと聞くと「私はもともと中国人です」だって。いや、初めて知った。もう何年も前から診察し、入院もしていたのにー。「国籍取得前の名前はリー・カンです」とのことで漢字を知りたかったがカンはパソコンでも出て来ない日本にはない漢字とのことだった。ちんみに美和は「みわ」ではなく「みあ」と発音する。日本語が自然だったし名前も日本風だから全く気づかなかったな。
午後は水曜に続いて大腸憩室出血患者の内視鏡をした。前回は一発で出血源を見つけ治療出来たが、今度は血液付着はあるものの見つけきれなかった。入院させて絶食点滴で経過をみるが、明日あたり出血する予感が・・今日も水曜も内視鏡担当ではにのに内視鏡をさせられたから明日の土曜外来も内視鏡か・・。そしてそれは半分当たり半分外れるのだった。
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