2020年1月12日日曜日

赤色は止められる&奈良国立博物館

一昨日、2回目の下血があった大腸憩室出血患者がまた下血したという連絡が入った。いやはや、普通は結紮ゴムで止血出来れば再出血はしない。なのになぜ・・。考えられることはまずゴムが早く外れてしまった、もしくは結紮部位がずれていた、そのどちらかだ。

病院に着いて前処置なしで大腸を観察するとかなりの出血が腸管内にあった。出血部位である上行結腸にたどり着くと、結紮のためのマーキングクリップはそのまま残っているのにゴムがない。ああやっぱり外れてしまっていたのだ。それなら再出血もある。ラッキーなことに憩室内に赤い凝血付着が見えてクリップ止血がやりやすくなっていた。これなら完全に止血出来る。しっかりクリップで止め「三度目の正直、今度こそ大丈夫ですよ」と患者に話しかけ安心させた。

帰りの高速は車は少なく気分もよく思い切り飛ばしたくなるが慎重に制限速度設定にしてのんびりと帰った。実は昨日、同じように運転していたところ、爆音が聞こえ隣の車線を赤いフェラーリがびゅーんと追い越して行ったと思ったら、1秒もしないうちにサイレンと赤いランプをともしたグレーのクラウンがやって来た。覆面パトだっ。哀れ赤フェラーリはクラウンに誘導され吉田インター出口で捕まっていた。せっかくのスピードも残念、その様子は白プリウスがしっかり激撮していた。(グレークラウン3125には気をつけよう)
今日は「赤いもの」は止められる運命だったようだ。


昼はトヨタでプリウスの12ヶ月点検を受けた。ちょうど洗車もしようと思っていたので都合良かった(点検後洗ってくれるので有り難い)。車を預けて待っている間、店内のTVではアタッククイズ25をやっていた。いつもは繰り出される問題の半分以上は分かるのだが、今日は難しく、しかも優勝した緑パネルのおっちゃんのボタン押しが早く全く付いていけなかった。「クイズ猛者対決」だったようでさもありなんだ。ところが優勝者に対する海外旅行チャレンジVTRクイズでは「何という『施設』でしょう」という問いにおっちゃんは答えられなかった。私は見たことも聞いたこともない施設だったのに正解出来たのにだ。論理的に考え、推理して導き出せたのである。

パネルでは創設は1895年、国宝らしい仏像が出てきたり、なぜかアインシュタインの写真も出てきた。正倉院かなと思ったら「正倉院展」のパネルに人が集まっていたので正倉院では絶対にないと分かる。最後は施設の正面写真だったので「博物館ぽいな」と思った。となると場所は奈良は間違いないので奈良博物館かもしれないが多分国立なんだろうと思われ「奈良国立博物館」とつぶやいたら正解だった。アインシュタインは「この人も訪れたことがある」という誤誘導パネルだった。強者のおっちゃんは動揺して「奈良公園」と的外れな答え(問われているのは施設)で撃沈した。へーえ、あんなに何でも正解出来る人なのに優勝した後で冷静さを欠いていたんだろうか、私は少し優越感を感じたよ。

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