1) 年齢
例:お歳はいくつですか?
※2年までの誤差は正解とみなします。
2) 時間
例:今日は何月何日、何曜日ですか?
3) 場所
例:今、私たちがいる場所はどこですか?
※場所の名前や住所まで言えなくても「病院にいます」「施設にいます」などと答えられれば正解とみなします。
4) 3つの言葉の記憶
例:「これから言う3つの言葉を覚えてください。あとからまた聞きます」
※このように言って、「桜・猫・電車」または「梅・犬・自動車」のどちらかを覚えてもらいます。
5) 計算
例)100引く7はいくつですか?
6) 数字を覚え、逆順に復唱する
例:次の数字を逆から言ってください。2、8、6。
7) 3つの言葉の思い出せるかどうか
例:先ほど覚えてもらった3つの言葉は何でしたか?
※質問4で使用した言葉を、もう一度言ってもらう。
8) 5つの品物の名前の記憶
例:これから5つの品物をお見せします。それを隠しますから、何があったかを言ってください。
※時計、消しゴム、鍵など無関係のものを5つ用意し、名前を言いながら目の前に並べます。並べ終わった1つずつ手に取って「これは?」と聞き、正しく答えられたことを確認してから全て隠します。その後、何があったか言ってもらいますが、思い出す順番はどうでも構いません。
9) 言葉の流暢性(素早く、数多く言えるかどうか)
例:知っている野菜の名前をできるだけ多く言ってください。
※6個以上答えられたら1点ずつ加点します。
先生は「今の暮らしについては、毎日新鮮な気持ちで過ごしています。認知症になったからといって、最近の新しい出来事をすべて忘れるわけではないんですね。新しい出会いもありますし、新たに興味を持つこともあります。認知症になっても、今までと変わらない部分もたくさんあることを知っていただきたいです」と言う。今では80才90才まで生きる人が多くなり認知症になるのが当たり前にもなった。先生を見ているとこんな認知症なら受け入れられるなって思った。あと20年後か30年後か認知症になっても嫌がらず受け入れるように今から心しておこう。
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