日常で間違いやすい言葉を指摘し正しい日本語を知っておきましょうという意図だ。だが、このスピーチスライドを作るに当たって実は密かな企みがあった。それはずっと以前から機会あればやってみたかったことだ。最後のスライド1枚を披露したくてのことで、それをやるために延々と言葉使いの話をしたと言ってもいい。最初に作ったスライドもその最後の1枚だった。
間違いやすい日本語の質問(全10問プラス1)
1:一世一代:「いっせいいちだい」or「いっせいちだい」
2:上意下達:「じょういげたつ」or「じょういかたつ」
3:代替薬:「だいがえやく」or「だいたいやく」
4:「押しも押されぬ」or「押しも押されもせぬ」
5:綺羅星のごとく:「きらぼしのごとく」or「きら、ほしのごとく」
6:「シュミレーション」or「シミュレーション」
7:「足元をすくわれる」or「足をすくわれる」
8:荒らげる:「あらげる」or「あららげる」
9:神社:「じんじゃ」or「じんしゃ」
10:十回:「じゅっかい」or「じっかい」
答えは赤色が正解である。詳しい解説はスピーチでは話したがここでは省く。9問目だけが非常に簡単なのは次の問題のヒントにしたからだ。
「青雲会病院のリハビリ訓練室は何階にありますか?」
青雲会の職員なら全員が「三階」と答えられるだろう。しかし事前に私がこの質問をし40名中正解者は1月15日の日記にも書いたようにたった1人年配のブルゾン看護師だけだった。「さんがい」と発音するのが正しいのだけれど九州の人は「さんかい」と濁らず発音する人がほとんどなのだ。神社ですら「じんしゃ」と発音する人がいる。さあ、みなさん気をつけましょうねぇ。
「ところでですが、実はエレベーターも知っていたんです。私はエレベーターに向かって言いました。『エレベーターさん、 「さんかい」と「さんがい」の どちらが正しいですか?』と言うと・・」
答えは赤色が正解である。詳しい解説はスピーチでは話したがここでは省く。9問目だけが非常に簡単なのは次の問題のヒントにしたからだ。
「青雲会病院のリハビリ訓練室は何階にありますか?」
青雲会の職員なら全員が「三階」と答えられるだろう。しかし事前に私がこの質問をし40名中正解者は1月15日の日記にも書いたようにたった1人年配のブルゾン看護師だけだった。「さんがい」と発音するのが正しいのだけれど九州の人は「さんかい」と濁らず発音する人がほとんどなのだ。神社ですら「じんしゃ」と発音する人がいる。さあ、みなさん気をつけましょうねぇ。
「ところでですが、実はエレベーターも知っていたんです。私はエレベーターに向かって言いました。『エレベーターさん、 「さんかい」と「さんがい」の どちらが正しいですか?』と言うと・・」
ここでエレベーターに乗って録音しておいた音を聞かせた。
「さんがいでございます」
ほら、エレベーターもちゃんと「さんがい」と言っているじゃない。三階のリハビリスタッフは毎日のように聞いていたはずなのに全員正しく言えなかったでしょ。ここまで言っていよいよ最後のスライドになった。私は言う。
私がやりたかった落ちのセリフが出るはず・・・え?・・音が出ない。うわ、どうしたんだ。ここでエレベーターのセリフを言わせる予定だったのにーー!みんな黙って待っている。慌てて再生ボタンを押したらやっと音が出た。
「ごかいでございます」
少し間があってくすくすと笑いが出た。あー、せっかくのネタが今一決まらなかった。事前練習では毎回出来ていたのにィーー。
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