昨日の朝、カールが「茶美ちゃんが来ている!」と指さすので急いでデジカメ持って窓際に行った。開けると怖い目に遭ったことがないのだろう、素直に入ってきて居間をぽとぽとと歩き始めた。ゲンちゃんも茶美ちゃんのことが気になり後を追いかけ、ちょっかいを出そうとする。それを私はデジカメで撮り続ける。茶美ちゃんはゲンちゃんより明らかに小ぶりで細い。毛並みも良く首輪もしていてかわいがられて飼われているんだな。最後にようやく正面からお顔をきちんと撮れた。ふう、遅刻しそうだ。
外来で、某70才代男性患者のことが話題になった。名前を聞いてもすぐには思い出せなかったが、某Nsから「青雲で胃癌が見つかったまで知っているけど亡くなったんだって」と聞き、もしかしてあの人かとカルテをチェックしてみた。で、思い出した。私が胃カメラをし明かに胃癌と思い生検をしたのだがなぜか癌組織が出なかった。私はこれはたまたまつまんだところに(癌が)出なかっただけ近々再検させてほしいと説明し一旦本人も家族も了承したのだが、翌日「キャンセルしたい」との電話連絡がありそれっきりだった。まあ、内視鏡見立てと生検結果が違ったので不信感をもたれたのかもしれないが、他の施設に行くのならそれでも構わない。一番困るのは癌と言われるのが怖いからなどの理由でそのままやり過ごされることだ。で、1ヶ月ぐらい経ったころそれこそ風の噂で他の病院で手術を受けたらしいと聞き、やっぱり癌だったんだとある意味ほっとしたのだった。それが亡くなってしまったとは・・。
私「でも、何でそれが分かった?新聞広告でも出ていたか?」
某Ns「いやー、カンバンが出ていたから~」
私「は?カンバン」
某Ns「そう、カンバン。通勤途中にあったの」
・・ああ、葬儀看板のことか。ただカンバンといわれてもすぐにはピンと来なかった。
某Ns「えへへ、私たちカンバンと言っただけですぐに意味が通じるですよ」とお隣の某々Nsを向くと彼女も大きく肯くのだった。そ、そうか、カンバンにはあまり載りたくないもんだね。
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