2015年2月19日木曜日

改姓論議?

昼過ぎ、珍しく特に何もすることないぽっかりした時間が空いていたのでリハビリ室に立ち寄った。循環器科のアミヤンDrが「リハビリスタッフに傷めた肩を揉んでもらったら調子いいぞ」と言われたのが頭にあったからで、私の場合当然肩もみをしてくれる人がいないかなーだ。しかしみんな忙しそうで無理に頼むのは気が引けた。その中で女性スタッフの飲む友さんが仕方ないなあと思ったか肩を揉んでくれた。一揉み、専門家は違うと感じた。看護師さんらに揉んでもらうのとは指先の力強さが違う。日頃患者さんの筋や筋肉、関節など触っているから伝わり方がじんと来るのだ。しっかりしているというか。10分近く揉んでくれたかな。面倒なはずなのにおかげで肩が軽くなった。 

揉んでもらっている間、彼女が結婚して姓が変わったのでなんとなくまだなじまないねと感想を述べると、以前の姓より平凡だけど気に入っているとのことだった。へー、旧姓の方が若干珍しくよさげだったが・・。「名前住所を書くときに私はよく注意されていたんです。名前欄に住所を書くなって」どういうことかというと彼女の旧姓は「鹿児島」という名前に似ていて、相手が「この人は名前欄に自宅住所を書こうとしている」と勘違いして注意され、その度に「いいえ違うんです、これが名前です」と言うのに面倒を感じていたんだとか。ほほう、それは本人でないと思いつかないエピソードだ。なるほどね-。

昔、女医さんが結婚しても旧姓にこだわりを持っていてカルテや正式書類にも旧姓を使いたがり、「公式の文書なんだからそこはきちんとしてもらわないと」と上司にたしなめられていた。実は父親がその病院の院長だった。女性は姓が変わることで一種の生まれ変わり体験を味わうようだが実家大好きもしくはパパ大好き女性は旧姓にこだわりを持つのかも。独身時代に有名な人は結婚後も通称で旧姓を使う分には問題ないだろう。私の同級生の「うめ~の」アナウンサーは結婚後もずっと旧姓で通しているがもちろん離婚などしていない。視聴者が混乱もしないし問題はないわけだ。ただ医師としての公式文書はやはり現状法律通り改姓後のものを使うべきと私も思ったことだった。

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