揉んでもらっている間、彼女が結婚して姓が変わったのでなんとなくまだなじまないねと感想を述べると、以前の姓より平凡だけど気に入っているとのことだった。へー、旧姓の方が若干珍しくよさげだったが・・。「名前住所を書くときに私はよく注意されていたんです。名前欄に住所を書くなって」どういうことかというと彼女の旧姓は「鹿児島」という名前に似ていて、相手が「この人は名前欄に自宅住所を書こうとしている」と勘違いして注意され、その度に「いいえ違うんです、これが名前です」と言うのに面倒を感じていたんだとか。ほほう、それは本人でないと思いつかないエピソードだ。なるほどね-。
昔、女医さんが結婚しても旧姓にこだわりを持っていてカルテや正式書類にも旧姓を使いたがり、「公式の文書なんだからそこはきちんとしてもらわないと」と上司にたしなめられていた。実は父親がその病院の院長だった。女性は姓が変わることで一種の生まれ変わり体験を味わうようだが実家大好きもしくはパパ大好き女性は旧姓にこだわりを持つのかも。独身時代に有名な人は結婚後も通称で旧姓を使う分には問題ないだろう。私の同級生の「うめ~の」アナウンサーは結婚後もずっと旧姓で通しているがもちろん離婚などしていない。視聴者が混乱もしないし問題はないわけだ。ただ医師としての公式文書はやはり現状法律通り改姓後のものを使うべきと私も思ったことだった。
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