2023年9月15日金曜日

影ながらトラキチを

阪神、やっぱり昨日優勝しちゃったネ。スチョル先生は阪神戦の観戦にはことごとくツキがなく、「見に行けばまず負ける」って言っていた。で、今夜の広島球場でもいい勝負したようだが1点差で今月初めての負けを喫していた。やっぱり・・(´_` )。
スチョル先生の兄で元国立病院院長のてげてげ先生からメールが届いた。題して「トラキチ、60有余年を振り返る」だ。主に国立病院時代の思い出を語っていて、「甲子園球場でのタイガーズとしては18年ぶりの岡田監督の胴上げの瞬間をBS朝日テレビで視ながら、さまざまな感慨が蘇ってきました。でもやはり真っ先に思い出すのは、国立病院の筋ジス病棟での日々です」との出だしで思い出を語っていた。

巨人ファンの筋ジストロフィー患者が多い中「あの頃は病棟に行くと、まず前日の試合の「講評」から始まったものです・・阪神が負けた日には回診はやらないし、サヨナラで勝つものなら日曜日でも朝早く病棟に顔を出して、巨人ファンの部屋をくまなく回って、「あそこはこうすればよかったのになあ」と傷口に塩をなするような論評を加えたりするものでした。」とトラキチの鏡のような行動をすれば、かなりの巨人ファンの患者さんは、ある時の文集に「私たちの病院には困った人がいます。それはてげてげ院長です・・・」で始まる紙媒体を利用した「告発」したんだとか。

また60年ほどの昔の鹿児島では「阪神の試合をラジオで聞くには「朝日放送」か「毎日放送」の電波をキャッチしなければならないので、夏場は感度のよくないラジオをもって蚊に刺されながら山の上に登ったものです」と述懐しており、当時はTVもラジオも巨人戦一色、現代のBS放送やネットが浸透し比較的簡単にファン球団の野球観戦が出来る有り難みが身に沁みる。先のスチョル先生はスポーツ配信のアカウントを一つ余っているからと娘婿から譲り受け(婿殿の鏡やぁ)、今年から毎日毎晩阪神戦を観戦出来るようになったそうで「夜は阪神戦が終わらないと何も出来なくなった」と嬉しい悲鳴を上げていた。

さてさて、これからのトラキチにとっては、優勝はしても気になるのが「日本シリーズ進出して日本一になれるか」どうかであろう。これだけの人気チームでありながら去年前までで優勝は5回で日本一になったのはたった1回とセ・リーグではビリ、横浜ベイスターズですら2回達成しているのにー。パ・リーグは結成20年足らずの東北楽天ゴールデンイーグルス優勝1回日本一1回で最小だがこれは致し方ない。阪神は戦前の1リーグ時代の4回優勝は除いて、2リーグ時代以降70年以上歴史があるのにこの回数は全く自慢出来ない。口や応援ではいくら圧倒しても実績では巨人の足元にも及ばない(優勝38回、日本一22回)のだ。福岡ソフトバンクホークスファンの私はセ・リーグでは阪神を応援している。21世紀になってホークスは阪神と日本シリーズで対決すること2回、さすがに阪神を応援はできなかった。でも今年はパ・リーグを勝ち抜く力はないようだし、ぜひ阪神の日本一を見たいと思っている。そして今後、21世紀は実績でも阪神ファン、トラキチが自慢出来るよう影ながら応援していきたい。メジャーリーグでは阪神と同じような境遇だったボストン・レッドソックスが21世紀になって一番のワールドシリーズ優勝回数を誇っている。阪神もきっとそうなれる!

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