バスケのワールドカップが大詰めになったと思ったら今日からラグビーワールドカップが始まった。その初戦、開催国のフランス対ニュージーランド戦を明け方から日記書きつつ見ていたよ。
前半から後半に入った時点では典型的なシーソーゲームで二転三転していたが、後半途中からはフランスがずっと押し気味であのニュージーランドが足が止まって得点出来そうな感じがしなくなった。結局27ー13でフランスが勝った。観客の大歓声も後押ししたこともあるがニュージーランドの力が若干落ちていたようにも見えた。ただニュージーランドが予選リーグで負けを喫したのはこれが初めてだというからその事実に驚く。ラグビーはかように番狂わせが少ない競技で日本は練習試合を含めてニュージーランドに勝ったことは一度もないんだ。
まだ始まったばかりだがフランスがこのまま後押しと勢いのまま初優勝する・・かもしれないが、ラグビーのワールドカップは1ヶ月半以上もの長丁場だ。決勝は10月29日なのでその頃までずっと絶好調を維持するのは難しい。前回大会でも予選リーグで南アフリカは初戦のニュージーランドに敗れたが、徐々に調子を取り戻し、決勝ではそれまでずっと好調だったイングランドを寄せ付けず3度目の優勝を果たした。この3国にオーストラリアを加えた4国は元々力が拮抗しているのでコンディションの持って行き方次第ではまだどうなるか分からない。
思えば8年前の大会で深夜日本対南アフリカ戦を見ていた私は、日本が食い下がり善戦しているのを驚きつつもそれでも勝ちまでは大変だろう、勝ち点がもらえるだけでも大したものと思っていた。しかし後半も大接戦で終盤に南アフリカがペナルティーもらってスクラムかペナルティーキックかの選択を迫られた時、キックを選択し32ー29とリードした。あと数分をしのげば勝ちなので得意のデフェンスで守り切ろうという選択だった。日本が弱いと思えばスクラムを選択する可能性もあったはずが、そんな余裕を与えなかったのもあの時の日本が相当なものだったということだ。そして日本にも相手ペナルティーでスクラムかキックか選択の場面が来た。キックを選べば32ー32で同点終了になる場面、日本は何とスクラムを選択したのだ。この時、日本ヘッドコーチのエディジョーンズは「何でキックを選択しない?!」とオーバーなリアクションで選手らをなじっていたよ。しかし結果は知ってのとおり、南アフリカの分厚いデフェンスを押し切りトライを決め、34ー32の逆転勝利!私はラグビーの試合を見て初めて涙が出た。いや、野球やサッカーでも涙なんか流したことはほとんど記憶がない。それくらい感動的な試合だった(私だけでなくイングランド、ニュージーランドなど諸外国でも今でもラグビーの奇跡としてこの試合がよく取り上げられる)。
明日は日本の初戦対チリ戦がある。そればかりかサッカーでは対ドイツとの親善試合、高校野球のU18の対台湾との世界大会決勝があり、さらに日本は敗退したバスケワールドカップの3位決定戦、決勝戦もある。今年は野球WBCに始まり女子サッカーワールドカップ、思えば前年末のサッカーワールドカップと世界大会ばやりだ。国の威信かけて戦う試合は面白い。そして最近の日本がどの競技でも強くなっているのが頼もしい。おかげで睡眠不足が続くことになるが、涙流すくらいの試合なら何度見てもいいぞ、ガンバレニッポン!
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