ついにハナビがこてる家に入ることになった。
今日は土曜で私の仕事がなく朝から時間があり、カールが「動物病院にハナビを連れて行こうか」と提案して来た。これはハナビにネコの白血病やエイズなどの感染症を持っていないか調べ、陰性なら家に迎え入れようということだ。それにハナビは両耳に吹き出物のような小さなキズを持っていてそれも治療出来るかも確かめたい。さらに去勢もしてもらおう・・。
まずは動物かごにハナビを入れ、歩いてすぐの動物病院に連れて行った。建物はいっしょだが病院名も変わり、前の先生よりは優しいと評判だ。
検査&診療台に乗せられてハナビは何事だろうと怪訝そうだった。先生は視診触診聴診とまるで人間相手のように診察をする。するとここでまず、衝撃的な事実を知る羽目になった。「このネコちゃん、去勢されています」だって。これには私もカールも「ええー!」だ。するとハナビは一度は誰かに飼われていたのだろうか。年齢も2歳くらいだという。地域ネコなら耳にハサミが入っていわゆる「さくら耳」になるがそれはない。「ノミも・・いないようですね」と。さらには肝心の感染症の有無のため採血をしてもらう。逃げたり暴れたりすることなくハナビは素直に応じていた。結果は陰性。良かった良かった。この時にこてる家の家ネコが正式に決定だ。耳はアレルギーで荒れていたようだし、抗生剤やワクチンも打ってもらいいったん帰宅した。この後、ニシムタに行き、トイレやハナビ用の砂、首輪など買い揃え、帰宅してハナビをシャワー&シャンプーで綺麗にしてあげる。抜け毛が多かったぁ。ゲンちゃん同様、シャンプーは嫌いのようで風呂場から早く抜け出したくてうずうずしていたよ。ここで恒例の写真をパチリ。フフ。
ドライヤーで少し乾かした後、黄色の首輪をカールが付けてやった。ピンクがゲンちゃんでハナビには赤色を付けてやりたかったが、良い赤色がなく黄色にした。じっと窓の外を眺めるハナビちゃん。昨日まではその反対側から家の中を覗いていたのに・・今は何を思う。ゲンちゃんとの対面をしてもいがみ合ったりケンカは起こさず、鼻と鼻をちょこんとくっつけて挨拶したから、まだ緊張はあるようだがいずれ親しくしてくれるだろう。↓は2階のチッチの部屋での様子で、新参者なのにくつろいでいるハナビをベッド下から緊張の面持ちで見つめるゲンちゃん。ただ今日1日、ハナビはいつもの食欲が全くなかった。皿にエサをやっても食いつかない。トイレもゲンちゃんのにしたり、おニューのトイレは使ってくれなかった。ほとんどを2階の廊下でぐったりとした様子でおとなしくしていた。カールは「来たばかりはきっとそんなものなのよ。TVの(今やネコ芸人ともいえる)サンシャイン池崎のところでもそうだったし、いずれ慣れてきてくれるわ」と楽観的だ。深夜に様子伺いに行ってもじっとしていた。うーん、早く慣れてくれよー。これまでのお外での自由気ままな生活からすると、閉じ込められたような気がするかもしれないが、食事もきちんと摂れ、安全でストレスなく病気にも対応してもらえるんだからねー。出会ってからというもの人懐っこくてこてる家の周りから離れず食欲も旺盛、毎日こてる家を覗いてはガンガン網戸を叩いていた。そっちに行きたいよう〜って。あれから5ヶ月、かくしてハナビはこてる家の一員になった。
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