昨日に続いて明け方スポーツ観戦をした。日本サッカーの対ドイツ親善試合だ。アウェイでしかも相手は前年のワールドカップでの敗戦の雪辱を晴らそうと虎視眈々という噂だった。今回はそうそう日本は勝てないだろう、ドローなら良しかなと私はぼんやり思っていた。明け方4時くらいからの試合でTV付けた時には日本がまさかの1ー0でリードという場面だった。ほう、やるじゃんと思ったのもつかの間、また寝入ってしまって、気がついたら後半の始めごろだった。
え、2ー1でまだ日本がリードしているの?へーえ。日本は後半はシステムを前半の4バックから5バックに変えて守備を固めカウンターを狙う作戦で、ドイツが攻め込まれるんじゃないかと少し心配したが、あわやという場面がほとんどなかった。そのまま終盤近くになり、今度は相手のちょっとしたパスの隙を突き、久保がインターセプトしそのまま独走、キーパーとの一対一になった。そこでも背後からやって来る浅野に冷静にパスし楽々とゴールを奪った。ほう!こうれで3ー1となり勝負あった。すごいぞジャパン。その後の4点目はまたもや久保からのセンタリングを田中碧がヘディングで決め、なんと4ー1でドイツに完勝した。日本もたいしたものだがどうしたのドイツ?日本が強かったのかドイツが弱かったのか。どうもその後の評論や識者の感想では日本が明らかに強くなり、ドイツは低迷期というこのようだ。
驚いたのが、あの辛口で鳴るセルジオ越後が珍しく褒めていたんだよ→「情報戦の勝利だね。相手左サイドバックはボロボロだった。その情報が事前に入ったから、日本は右MF伊東、DF菅原が集中的に攻めて、前半2得点。後半もMF久保がそのサイドから2アシストと、4点すべてが日本の右サイドから生まれた。それを修正できなかった相手監督は解雇されるだろうな。」「日本はW杯の時より間違いなく成長していた。前半は互角以上に戦ってリードして、後半5バックに変えたのは、何かを試す狙いではなく単純に勝ちたかったからだと思う。その戦術がはまってカウンターも決まった。一方で、ドイツの衰退時代はしばらく続くね。足元ばかりで、裏が取れない。選手層が薄いし、点が取れるFWもいなかった。」といい、日本の問題点もそこはセルジオさん指摘していて、「日本は、システマチックに戦う欧州チームには対抗できることが証明された。今後の課題は南米のチームだ。W杯でベスト8の壁を越えるには、南米勢にも勝たないといけない。欧州は戦術で得点を狙うが、南米は個人で突破してくる。この日、唯一苦しんだのも、MFサネの個人突破だからね。サネのような選手は南米に何人もいる。日本が苦手とする相手をどう克服するか。今回はドイツに完全アウェーで勝ったが、南米勢との完全アウェー戦は過去3戦全敗、通算0得点8失点だ。次のステージに上がるためには、克服してほしい。」と個人技中心の南米チームへの対策が必要と語っていた。最後に「とにかく今日はドイツに勝って、早起きしたかいがあったね。試合後、選手は誰も言わなかったけれど「ブラボー」だったよ。」と、これは相当だ。喜んでいいぞサムライブルー!
夜は夕方から病院当直だった。途中、外来や救急に呼ばれながらも台湾でのU-18ベースボールワールドカップ決勝日本対台湾とラグビーワールドカップ初戦日本対チリ戦、そしてバスケットワールドカップ3位決定戦アメリカ対カナダを録画とチャンネル切り換えで並行しつつ見ていた。しっかし、なんでワールドカップが3競技同時にあるん?
日本とは関係ないが、バスケですごい場面があった。第4Qにカナダに4点リードされたアメリカが残り数秒で追いつくには、フリースローの1本目を決め、2本目はわざと外しこぼれ球を3点シュートするしかない状況になり、なんとそれを見事にやってのけたこと、これは鳥肌ものだった。これを生で見ただけでも良かったよ。ただ、そうなったらアメリカは勝たなくちゃいけないのにずっとカナダに押されっぱなし。延長に入ったあとはまったくダメだった。なんかなぁ、NBA選手とはいえベストメンバーじゃないし、優勝でなければ3位も4位もいっしょということなのかなぁ。
野球は日本が台湾に0ー1でリードされていた。しかし台湾のわずかな隙を日本高校野球のエリートたちは逃さなかった。4回表、四球から犠牲バントで1アウト2塁にし、ここで意表を突くセーフティバント。いったんアウト判定も今はビデオ判定がある。わずかとはいえ明らかにセーフで1、3塁の好機になった。そしてさらにスクイズバント。これが決まって1ー1の同点・・あらら慌てた台湾選手、1塁に暴投しこの間に2点目が入って日本がリードした。これで勝てると思ったね。ピッチャーの大阪桐蔭前田悠伍は点を取られる感じがしなかった。結局2ー1で日本の初優勝。いいぞ!4回は犠牲、セーフティ、スクイズとバント3種類をそれぞれ見事に決めたのが「スラッガーはいらない、スモールベースボールや」という馬淵監督の思い切りと信念の成せる業だった。選手もえらいが馬淵監督もえらい。高校野球界では若干アンチも多い馬淵監督だが今回は相当見直したわ。
最後はラグビーだ。これは録画しておいたのを追っかけ再生して見た。チリに先制されたところは見ずに日本が追いついたところからだ。うーん、結局42ー12で勝つには勝ったがちょっともろさもあると感じたな。次戦のイングランド戦では相手も本調子じゃないと聞くけれど、勝つのは難しい気がした。ただトライを4つ以上取り勝ち点を1上乗せ出来たのは良かった。8年前はそれが出来なくて南アフリカに勝ちながら予選リーグ敗退だったもの。
いやはや、このところエンゼルスの試合ばっかし観戦だったのが、大谷が欠場してすっかりメジャーリーグ以外のスポーツ観戦になってしまった。しかしいずれも真剣勝負のスポーツは面白い。まだまだ楽しませてもらうぜー!
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