ちなみに鶴丸と同じような県内一の公立進学校が選ばれたケースは2005年の高松、2018年の滋賀の膳所(ぜぜ)などがある。膳所は昭和53年(1978)夏に出たときを覚えている。医学部の同級生が「オレの学校が久しぶりに出た」って言っていたもんね。いずれも過去に甲子園出場歴があって偏差値は70を超える。ただ鶴丸はこの2校より偏差値は上なんである。そして出場歴は超古い。「大正から令和へと時空を越えて甲子園へ」これが今回の鶴丸の謳い文句だな。
他に鶴丸のライバルになりそうな学校はといえば・・あ、岩手の盛岡一高があった。ここも県下一の公立進学校だ。そして甲子園での実績は鶴丸よりはるかに優秀だ。全9回すべて夏に出場で、初出場の大正6年(1917)ではベスト4、大正8年もベスト4、大正10年ベスト8とこの時代に全盛期を迎え、昭和に入っても第50回記念大会昭和43年(1968)にもベスト8進出したが、この年最大の話題高の占領下の沖縄の興南に敗れた。そして全都道府県から参加出来るようになった60回記念大会の昭和53年が現時点最後の出場である。そんな大正昭和の学校かと思われるかもしれないがその後も結構活躍している。1986年、1993年、2009年と夏は県大会決勝進出し、今年の夏もベスト4に進出しているのである。もし盛岡一が秋の岩手県予選でいいところまで行けば21世紀枠の最大有力候補だ。
ただこれまでの選考では東日本と西日本に分けて選出する方法だった。そのままなら盛岡一はライバルにはなりえないか。ふむ、ここでも鶴丸には運があるかも。かように高校野球オタクはセンバツ選考というネタでも妄想し楽しく過ごせるのである。ハハ。
0 件のコメント:
コメントを投稿