「たかが水」だから

台風6号が近づいて来ているということで、帰宅時にカールから「ないかもしれないけど、コスモスで水を買ってきてー」と頼まれた。TVのニュースでも「スーパーから水がなくなった」とか「鹿児島にはタンカーが接続出来ず、現在ガソリン不足が目立ってきている」などの報道もあった。

ミネラルウォーターはたまに頼まれるので2L分半ダースを買うことが多い。で、行ってみると案の定いつもの無印ミネラルウォーター「霧島山系の水」は売り切れていた。みんなやることが早い。しかし隣のサントリーの「いろはす」はまだ残っていた。

思わず「いろはす、買ったろか」と手を伸ばしかけた。いや待て。半ダース6本で528円マイナス389円、139円も違うじゃないか。どうしても水が欲しいのなら多少の値段の差には目をつむって今のうちに買うことも考える。しかし念のための水購入なら・・で、カールに電話した。どうも絶対必要ってわけではなさそう。買わずにおこうか。

ふと、上を見上げると単品で無印が2本残っていた。1本68円で計136円。これくらいなら買っておいて損はないだろう。

そもそも私はこれまであまり水を買うタイプじゃなかった。ちょっとくらいまずくても飲めるんだったら水道水でええちゃうてな感じ。だからブランドもののミネラルウォーターにはおいそれと手が出ないのだ。「いろはす」は阿蘇山系の水だって。コスモスの無印は霧島山系。おい、鹿児島県人ならやはり霧島山系だろ。値段も安いし（小声）。

てなわけでコストにシビアなこてる家では割高商品はいくらブランドでも「たかが水」と考えてよほどのことがない限り買わないのであった。