先日、カールに頼んで百田尚樹著「海賊とよばれた男」上下巻を鹿児島市立図書館から借りてきてもらった。2012年発刊だからもう10年以上前の作品だ。カールは図書館から借りて読むのがメインで、私は学生時代は借りるのはしょっちゅうあったが、社会人になってからは初めてだ。この本はベストセラーにもなって確か文庫本にもなっているはず。買えば済むことだけど、ただで済むしカールのついでなら貸し借りする手間もいらない。
なぜこの本をいまさら読もうと思ったかというと、YouTubeで同じ百田尚樹の「永遠の0」を解説しているのがあって「海賊・・」もすごく面白いと勧めていたからだ。そしてこの本の主人公のモデルになった出光佐三のエピソードが「あまり知られていない人物のエピソードだから」とボツになったのを事前に見た元放送作家の百田が「こんなに面白いのに」と惜しみ、本にしたというそっちのエピソードも面白いと思ったから。私が小学生のころ、「出光丸」と言えば巨大タンカーの代名詞のようなものだった。あのタンカーの会社の話か。今のところそれくらいしかこの本の知識はない。あんまり予備知識がない方がいいから事前にネットで詳しくは調べていないのだ。
実は百田尚樹の本を買ったり借りたりしたのは今回が初めてではない。10年以上前、「影法師」という時代劇本が面白いと噂を聞き、ネット注文したことがあった。そのころすでに「永遠の0」は出版されていたがその著者とは知らなかった。「影法師」も私は読まずカールに読ませた。その後、百田尚樹はその右よりな政治的発言などで物議を醸すようになりそっち方面で有名なくらいだ。
ただ本人はともかく、書かれた本は面白いといわれれば、私もまずは読んでみようという気になる。この「海賊・・」本が本屋大賞を取ったというのも大衆的な人気を博したということできっと面白いのだろう。750ページにも及ぶが、カールが「読み始めればサクサクと進むよ」というからなおさら期待できる。本を返すの期限は8月15日。それまでには読み終えようっと。
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