2022年3月14日月曜日

オマルさんに感謝&イ・ユリ「嘘の嘘」

先週末、またオマルのじいさんが入院して来た。昨年もあったが奥さんを介護疲れから救うためのレスパイト入院である。で、私が午後から当直明けの半休とあらば当然ここは囲碁の対戦となる。私は迷わず2子を置いて対戦したが、よく考えれば一時私の定先になっていた。それでいい勝負だったはず。ながらく2子で打ってきたので今回も2子と勘違いしていた。それゆえ中盤でオマルさんの石を取ってからは私の優位な展開になり、後は多少の地は与えても余裕で勝てる状況だった。しかしオマルさんは狙う碁なんだよねー。二度ほど危ない場面を作らせてしまった。そこをどうにかしのぎきり、50目ほどの大差の地合差で勝った。

すると、オマルさん、「次は(こてる先生の)先だっ」とハンディを減らすよう言ってきた。ふむふむ、そう来なくちゃ。え、オマルさん、今年1月で90歳になったの。ひえーすごいねえ。年取って体はあちこち悪くても私より囲碁は強いんだ。オマルさんと打ち始めて丸5年、最初は5子のハンディから始めてすぐに4子へ、そして3子と2子の時が長かった。ようやく定先が定着と少しずつ私も強くなっている。そう言えるのはオマルさんのおかげと言っていい。

最近はオマルさんが退院する時にいつも「これで(碁を打つのは)最後かな」と思うのだが、半年もしないうちにまた入院してきて打つ羽目になる。いや、オマルさんがいなければ私の囲碁人生はずっと空白が続いていただろう。20年ほどの空白を埋めてくれた囲碁大好きおじさんに感謝をしなければ。

さほど期待しないで見始めた韓ドラ「嘘の嘘」(2020年チャンネルA)は存外面白く、UーNEXTのポイント1話220Pを使いまくって全16話中すでに6話まで見ている。復讐ドロドロドラマの女王イ・ユリが、覚えのない殺人容疑で刑務所にぶち込まれ、出産もしたが、その娘を財閥の義母にだまされ奪われてしまう。10年経って出所後、養女に出された我が子に近づくため養父に取り入り実母なのに養母になろうという少し斬新な設定、そして義母への復讐をするといった内容だ。前回の「調査官ク・ギョンイ」に比べればよくある設定だがこっちの方が面白い。

イ・ユリって確かにこういった不幸のどん底から這い上がって復讐に燃える役が合っている。彼女の代表作は「福寿草」(2012年tvN)と聞いていてこれがそのパターンらしい。病院外来のオダユリNsも「ハマって見てしまい、寝不足になってからだ壊しそう」だったそうだ。ただコワいのは1話30分で全108話もあるいう点だ。実質54話と長すぎる。オダユリNsの話も冗談では済まされないわ。ともあれここ数日はイ・ユリの活躍から目が離せない!

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