2021年8月3日火曜日

成敗!キオビエダシャク

内視鏡室で佳及Nsらが虫の話をしていた。「あのほら黒っぽい羽に黄色の筋があってさー」と言っているので、私が「それはキオビエダシャクのことだろ」と中に入っていった。彼女らはキオビエダシャクと言ってもピンとこず、私がMacBookProの写真の中にあるキオビエダシャクの成虫及び幼虫の写真を見せると「あー、これこれ」と案の定だった。↓は2年前うちのロッジにいたキオビエダシャクの幼虫。見れば分かるようにキオビは尺取り虫の一種である。

イヌマキ(ヒトツバ)の葉を食い散らからす害虫としてここ20年来鹿児島や宮崎で問題になっている。元々は東南アジアや台湾、奄美にまでしかいなかったが、このところの温暖化のせいか毎年のように鹿児島でも発生している。今年は特にひどいようだ。佳及Nsによると「廃屋になったところのヒトツバにいーっぱい幼虫がいるんだって」だそう。そうそう、生け垣によく植えられるためそこの住民が幼虫対策しないとそこの木だけでなく地域住民の木に食害をもたらしてしまう。

私はイヌマキを植えていないが、隣家に植えてあり、しかも家の駐車場と接しているため、たまに幼虫がポロッと落ちてきて気持ち悪いことこの上ない。2年前は特にひどく、私の肩に落ちて来たためこいつらの抹殺に動いた。こてる日記2019/7/19「抹殺!キオビエダシャク」参照→http://koteru-nikki-2015.blogspot.com/2019/07/blog-post_27.html隣家のイヌマキは一時ほとんど葉っぱが枯れ、6本のうち1本は枯死した。↓。

その退治の様子を動画にとっている。ある種怖いもの見たさの動画で覚悟の上で閲覧どうぞ↓。
その後、残った木に葉が生えいまだに元気なのは私がしょっちゅうアースジェットを撒いているから(隣家のご主人は何も対策していない)なのだ。

ところで姶良市でもこのキオビエダシャクは問題になっており、青雲会病院の周囲にも成虫がウロチョロしてすごいことになっている。特に隣の老健との間のピロティーは過ごしやすいのか30匹ほども壁やアスファルトの上で羽を休めているのだ。
↑下と横↓ウワッ!
きれいな羽の成虫だがこれだ多いと気持ち悪っ!殺虫剤は成虫には効きが弱い。2ヶ月サイクルで発生するので幼虫の時期に成敗するのがもっとも効率がよい。イヌマキの木を揺らして幼虫が垂れ下がるなら即殺虫剤だ。アースジェットがかなり有効なのでまずは試してみることをお勧めする。自治体もこの害虫には憂慮し殺虫剤の紹介などしている。↓のサイトを利用してみよう→https://www.city.miyazaki.miyazaki.jp/fs/5/7/2/6/5/6/_/572656.pdf
またかつての鹿児島大医学部の納教授のホームページにも「キオビエダシャク攻防記」があって面白い。→http://www5f.biglobe.ne.jp/~osame/kiobi-koubou-matome.htm
2008年が最後だがその後の顛末を書くとせっかくの美しいラカンマキを全部伐採したようだ。何度も何度も襲って来るキオビエダシャクに「根本的」解決を図ったということか。

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