「銀生」に着いても雨はいっこうに降りやまなかった。施設の係員と会えたが「窓からの面会は・・」とさすがに無理とのことだった。しかしカールが「この玄関のガラス越しには出来ませんか」と頼むと「そうですね、少し待って下さい」となり、結局出来ることになった。まあ頼んでみるものである。
車椅子であこネーサ母は連れてこられた。実は認知が進み私たちが誰かは全く分かっていない。少し遠くに見ても体が小さくなっているのが分かる。玄関ロビーに来て私やカールと窓越し会話をするのだがやはりかみ合わない。でも私たちに話を合わそうとする気持ちはあるようで「ええ、塩屋の誰々さんけぇ」といった声が聞こえてくる。私が「こてるだよー」と言い、係の人が復唱して伝えてくれるけどピンとこない。↓はカールが話しかけているところ。コロナの前までは私が「こてるだよ」と言えばそれが息子の名前だとは記憶があるようで「へー、うちにもこてるはいるよー」と答えてくれ笑い話にもなったものだが・・。でも行って良かった。私たちが何者かは分からなくても母は「知り合いのきっといい人たちなんだ」とは分かってくれた。別れ際には手も振ってくれてね。はあ・・。
この後チエコン&ヒラーキのところによってしばし歓談し、台風が来ないうちに早く帰ろうとしたら、あらら、まったく落ち着いて、風さえほとんどないような天気になっていた。
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