居間や隣の畳の間にはいないのは確認した。となると、隣のギボヒサコの部屋か2階か。「ゲンちゃーん」と呼んでみるが返事はない。たいていはミャァって返事してくれるんだが・・。2階に上がってチッチのベッド、セージのベッドを覗くがいない。自分の寝室やクローゼットにもいなかった。あれ?おかしいぞ。ゲンちゃんが滅多に行かないテルのベッドも確かめるがやはりいない。絶対に行かないはずの2階のトイレにはもちろんいない。そんなはずはないと1階に降りて浴室や衣類乾燥室も探したがいない。いったいどこに行った。
まさか外に出ている?可能性としては私が新聞を取りに玄関ドアを開けた時しかない。いや、それはなかったし、最近はゲンちゃんが外に出ようという動きはほとんどないのだ。でも念のため家の外周をぐるりと回ってみた。いない。うーんおかしい。もう一度1階2階を探し、屋根裏さえ覗いてもみた。やはりいない。
いよいよ不安になって、家にはいないカールに電話してみた。カールも驚いて「えーっ」と答えた後、「玄関と階段の間に立って、両手でパン!と叩いてみたら。そしたらミャーと言って2階から降りてくる」という。そうだ、そうするとゲンちゃんは抱っこして外に出してくれると思い喜んでやって来るんだった。スマホを置いてさっそく「パン!」とやってみた。返事はない。「叩き方がそうじゃない、もっと軽やかに」と言われそうやってみる。しかし同じだった。「あれぇー変ね」とカール。「もう一度探してみたら」と言われギボヒサコの部屋に入ってみた。これで三度目だ。この部屋は蒸し暑い。で、クローゼットにいっぱい下がっているヒサコの服をパラパラめくってみると・・かすかに「ミャ・・」と鳴き声がした。ハッ。いたーーっ!
お前、ギボヒサコの衣服が下がり重なっている蒸し蒸しの中に朝寝を決め込んでいたんかい。はあ・・。でも良かった、ちゃんと家の中にいて。カールにも伝え急いで出勤の途につくことが出来た。いやー、ゲンちゃんが見つかるまでは仕事にも行かないつもりだったヨ。改めてゲンちゃんは家族の一員だと思ったことだった。(おっとそうだ、TKGの意味が分からない人がいたかもしれない。最近は常識になっているが、たまごかけご飯の略である)
そうですなぜか暑くても押し入れとか入ってます
返信削除にゃんこは想定外のことするから
そこの押し入れに入ったのを見たのは初めてでした。だから最初よく調べなかったんです。暑いところなのにねぇ・・。
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