2021年8月18日水曜日

とっさの判断が功を奏す

だいたい水曜は外来業務が忙しい。今日も夕方くらいまでずっとバタバタだった。しかし終業時間近くなるとそうでもなかった。すると院内LANに気になる情報が届いた。「九州自動車道が雨天のため鹿児島吉田まで通行止めです」だって。あいた、せっかく定刻通りに帰れそうなのにな。

そうはいっても国道10号線で帰ればずいぶん遠回りになるので高速道路沿いの県道鹿児島蒲生線を通って帰るしかない。18時前に病院を出て姶良インター近くまで来ると、案の定高速は吉田まで通行止め、さらに西回り自動車道も通行止めと表示があった。インターを通り過ぎ鹿児島へ向かう県道に入る。しかし予想通り渋滞が始まっていた。高速が使えなくても普段なら下の県道をストレスなく通行できる。ずっと以前は高速代がもったいなくて常用していたくらいだ。しかしずーっと向こうまで車が並んでいるのが見え、カールに「今は18時過ぎだが帰宅は19時前くらいになるかも」と電話するほどだった。いつもなら20分もかからないくらいなのに。

そんな、ちんたら道中、後もう少しで鹿児島蒲生線に合流する道で昔訪問診療に行っていた家の近くに来た時だった。その道からは高速道路の高架橋がよく見える。少し恨めしげに高架橋を見ると・・思わず「あれ!」と叫んだ。車が走っている!え?つい10分ほど前にインター通過の際は「通行止め」の表示だったのに。
もしかするとその直後に通行止めは解除になったのかもしれない。もう一度見上げる。鹿児島から姶良方面だけでなく姶良から鹿児島方面へも車は走っている。
よし!私は決断し、少し狭い道ではあったが車を反転させ今来た道を逆走することにした。こんなことをするのは私だけのようだ。ずらーっと車の渋滞が姶良インター近くまで続いていた。わずか数分で姶良インターに戻ると、入り口の信号は青、ほっとした。高速道路に入るとすでに車の往来がそこそこあるも走行になにも問題はない。大雨の基準があってそれを越えると自動的に通行止めになるだけのことでいずれ解除のはずだった。わずか5、6分のことで渋滞イライラと遅延のダブルストレスを喰らうところだったわ。きっとあのまま渋滞で吉田まで行った車も多かったろうね。途中吉田の本城付近でまた高速道路が見えるがそこまで来ると今度は引き返すのも時間を食うのでそのまま先へ行くしかなくなる。まさにあのタイミングでしか引き返せなかった。上の写真から下の高速の写真までかかった時間は5分ちょっと。
今回は我ながら適切迅速な判断が出来た。だからこうしてブログで自画自賛したわけね。ハハ!

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