2021年7月28日水曜日

今、ドラマより見るものといえば

中国ドラマ「射鵰(しゃちょう)英雄伝・レジェンドオブヒーロー」全52話も現在50話でいよいよ終わりに近づいてきた。5月13日に見始めてからなので2ヶ月半もかかったことになる。まあそれなりに面白いのだが、続きを見たくてしょーがないというほどでもなかったかな。10年に1回くらいドラマ化されるほど中華圏では絶大な人気を誇るそうで、この前紹介した「中国ドラマあるある」もほとんど出てくるから日本でいえば「水戸黄門」か「忠臣蔵」のような定番ドラマと思われる。

宋朝末期の蒙古と金朝もからむ大きな政治のうねりも取り入れ、個性的な武芸の達人がいっぱい出てくる。その達者ぶりはこの前も画像にしたがもはや武芸というよりは超能力だ。空を飛び、水を巻き上げ、波動を起こす。スターウォーズのダースベーダークラスが何人も出てくるのだ。あと、点穴といって胸の一部をツンと突くと突かれた人は動けなくなるという術も頻繁に出てくる。口は動くが身体は動かないというのがまあお約束のようで、達人がまたツンと突いたら急にその人はまた動けるようになる。そういうものだと知らないと最初は「なんでこの人はその場を逃げないんだ」と、はてな印が脳内で渦巻くことになる。

50話になっても主人公郭靖(かく・せい)はまだ波乱の中にいて後2話しかないというのが信じられない。調べると射鵰三部作といってこの後もストーリーは続くんだそうだ。崖から落ちて死んだと思われていた(いや、視聴者はそうは思っていない)穆念慈(ぼく・ねんじ)はやはり生きていて楊康(よう・こう)との子を生み郭靖によって楊過(よう・か)と名付けられ、この子が成長して第2部の主人公になるという。なるほどねー。

ふう、このドラマを完走するために韓ドラをこの3ヶ月一切見てない。この2年なかったことだ。ま、韓ドラも1年半で60作ほども見たから少々飽き飽きだ。その代わりとでもいうべき中国ドラマも楽しめたが、ハマる人はハマるだろうが私はしばらく見るのは休みたい。中国ドラマの朝廷ものや現代ものはまだ見ていないが「あるある」でも出てきたようにかなりクセがある。

今はドラマよりYouTube鑑賞がメインになってきている。10分以下で自分の関心のある気軽に見られるコンテンツが今一番しっくりくる。なんだかんだいってもドラマや映画は見るのに気合いがいるからな。軽薄短小の時代と言われて久しいが、ネット時代の今、重厚なものに挑戦する気概が薄れてきやすいというのは本当のようだ。

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