最近、ファイザー製ワクチンの冷凍庫などのプラグがコンセントから抜ける事故が相次ぎワクチン廃棄など余儀なくされているというニュースがあった。時事通信社による以下の記事だ。
「新型コロナウイルスワクチンを保管する冷凍庫や冷蔵庫の電源プラグがコンセントから抜ける事故が5月下旬以降、各地で相次いでいる。多くの自治体は「原因は不明」と説明し、ワクチンの廃棄を余儀なくされるなどの影響が出ている。インターネット交流サイト(SNS)には「プラグを抜こう」と呼び掛ける投稿もあるが、関係性は分かっていない。」とあり、さらに「特に不審な点がなく不思議だと大阪府寝屋川市の担当者はつぶやいている」とのことで、さらに以下に続いていた。
「
ツイッター上では5月下旬ごろから「プラグを抜こう」というハッシュタグ(検索用の目印)付きの投稿が広がる。6月16日には、ワクチンの危険性を訴える政治団体の党首を名乗るアカウントが、大田市の事例を報じたニュースを引用。「ありがとう。#プラグを抜こう」とツイートした。党首は取材に対し、「アカウントが私のものか言う必要はない。投稿を見たことはある」と話している。」
うーん、この事故がもしこの反ワクチン活動派の仕業かそれに感化された人たちの仕業ならば許してはおけない。犯罪に相当するでしょこれ。「ワクチンの効果を信じずワクチンには害がある」なんて信じるのはアホかバカかノータリンだと私は思っているが、そういう考えなのでワクチン接種は打ちませんという態度は別にとがめやしない。人には思想や信条の自由があるからね。でもプラグを抜くとかはいけない。
それと他県の各市町村の役場に電話を掛けて青少年へのワクチン接種も妨害していたのも許せない。ニュースによると「年少者へのワクチン接種をめぐっては、各地の自治体に「危険性を認識しているのか」などと抗議の電話が殺到。多くの役場で業務が滞ったほか、職員を脅迫したり、用意した文章を繰り返し読み上げたりする電話もあった。FB(フェイスブック)上にはワクチンに懐疑的な人たちがこうした電話抗議を呼び掛ける「グループ」がつくられ、一時は900人超が参加。対象自治体のリストを基に「所構わず抗議しましょう」などと投稿されていた」そうだ。こうなるとテロじゃないか。半ワクチンテロ活動だ。姶良市もそれで集団接種はやらずに任意接種になった。子どもたちへの接種が無くなったワケでない点はまだよかったが。
Facebook側もこうした事態を重く見ているようで、記事によると「
ワクチンに関するデマを流したりしていたフェイスブック上のグループが次々に削除されている。FB側は「接種妨害を計画するコンテンツは禁止で、ワクチンに関する虚偽投稿も許容しない」と説明。「規約違反でなくても、不必要に不安をあおる投稿は表示頻度を下げる対応を取っている」としている。」とあった。そして「
これらの投稿は6月下旬までに閲覧できなくなり、発起人の男性は名前が似た同趣旨のグループを立ち上げたが、再び閲覧不可に。他にも「コロナの真実を伝える会」などのグループが次々に見られなくなっている。」そうだ。おうおう立派な態度やないか。及び腰になる行政側が多い中、きちんとした考えのもと対応していると評価出来る。
FBの日本国内の広報代理担当者は「新型コロナに関するポリシーに反するため削除した」と説明。対象は主に「ワクチンの安全性、有効性などに関する虚偽の投稿や陰謀論」で、「誤情報を信じた場合に病状が悪化したり、必要な治療を受けられなくなったりする可能性がある投稿の削除に特に注力している」という
。うむ、そうだそうだ。そして記事にはなぜにこんな反ワクチン活動派が出てくるのかまで解説があって、リスクコミュニケーションに詳しい土田昭司・関西大教授(安全心理学)は「
ワクチンへの不安や警戒感だけでなく、そうした気持ちを理解されない『疎外感』があると分析。「接種を受けたい人も受けたくない人も、互いの判断を尊重し合うべきだ」と訴えている」という。さらに
「削除は表現の自由との関係で慎重に行われるべきだ」とした上で、「ワクチン接種に関するデマや妨害で大勢の命が失われる恐れがあり、削除にやむを得ない面はある。ただ、主張を削除された人たちが地下に潜り、カルト化することも危惧される」と指摘。「ワクチンに不安を持つ人たちを孤立させず、対話する仕組みが必要だ」と話している」ふーむ、表現の自由の下りは私も賛成だ。ただこうしたワクチン有害説などの意見を何でも自由だからといって野放しにしておくと一定勢力になりさらにカルト化すればオウム真理教になってしまう。実際最近の動きはオウムっぽいなと思えていた。
だから国や地方自治体はもっと積極的にワクチン有害者たちの意見を正していかねばならない。子宮頸がんワクチンでは反ワクチンテロの連中がなんと勝利を収めているのが今の日本の悲惨な現状だ。それは国が及び腰になったせいでもある。日本はここ3、40年なんども及び腰になり、しかし結局ワクチン推進に切り替えるというぐだぐだ態度をくり返している。麻疹にしても風疹にしてもそうだ。「病気になる前に予防して病気を防ぐ」そうした治療はまことに優れた治療法でワクチン療法はその最たるものだ。ましてやウイルスをやっつける薬なんてほとんどないのが現状でワクチンを打てばそのウイルスによる病気を防ぐことができる。こんな単純明快なことを歪んだ考えや信条で妨害するなんて、許せなーい!だから今日のタイトルはちょっと過激なものになった。
昨年の段階でこうした反ワクチン活動派の行動を危惧していた真っ当な意見を述べているサイトがあるのでぜひ御覧下さい。↓
0 件のコメント:
コメントを投稿