最近は元気なお年寄りが多くなってきている。昨日の女性、本日の男性とも90代半ばでどちらも自力で歩いて来ていた。ボケてもいない。素晴らしいねえ。
今日の男性の方に経歴を尋ねると、「私は海軍兵学校に入ったものの、すぐに終戦になって鹿児島に帰ってきました。七高には入ったのですが大学には行けませんでした」という。海兵に入ってすぐに終戦というのは何人か私の知り合いにいて内視鏡の先輩Drの波乱口先生や友人のオトコミセ君の父もそうだった。その御老人は「親に呼ばれて、〇〇、大学は諦めてくれ」と言われ、「分かりましたっ」と泣いて返事をしたとか。海兵は学費不要だったがその人は10人兄妹の6番目で親には大学へはやる経済的余裕がなかったのだ。それで学校の先生をしながら一番下の妹を結婚させてから自身も結婚したのだという。その時はすでに40才になっていた。すごい。今でも40才での初婚は珍しいだろう。「当時は誰もそんな人ははいませんでした」とはそれはそうだ。結婚年齢が20代前半の時代だったから。
「ここの病院にラブカメって先生がいますね。あれは私がコナン中時代の教え子です」とはこれはまた。私がちょうど生まれる頃ぐらいの話だ。世界のラブカメDrも御老体の前では子ども扱いだ。週2回グランドゴルフに畑仕事、計算や漢字などもやっているという。立ち姿もシャキッとして立派だ。私も長生きし90才過ぎてもかくありたい。
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