えーい、また当直だ。でも結果的には珍しくヒマな夜だった。20時半ごろ当直室で休んでいたらそのまま未明まで寝てしまっていた。
そうだ、夜に入ったころ電話で相談があったんだ。80才代の義父が喉に何か詰まらせているということだった。で、よーく聞くと喉の奥、食道あたりに詰まらせているようだ。義父の名前は「中村徹(仮名)」という。「ほう、名前は『とおる』だけど物は通らないですか」とボケるとクスッと笑ってはくれた。でも、今すぐに来てもらっても胃カメラができない(出来ないことはないが緊急性はない)ので明日来てもらえないかと掛け合った。その御老人は一度も胃カメラを受けたことのない人だった。「そうですか、分かりました」と答えてくれたが結局来なかった。ちと、冗談が過ぎたか。
翌、当直担当だったタッピーNsに話を聞くと、夜の22時頃、変態電話が掛かってきたという。「それがですよーセンセイ。『はうん、はうん』と苦しそうな声だったんで、これは心臓でも悪いのかと『どうされましたか?大丈夫ですか?』と返事をしてやったのよ」「ほう、で、実はどんなことを言ってきたの」と尋ねると「いや、その後の言葉は恥ずかしくて言えない。即、切ってやったわ」とダンマリだ。ええー。おしゃべりで有名(?)なタッピーNsが言葉に出来ないとはよほどのことだ。
「でもさー」と私。「まさかその男、電話に出たのが50代半ばを過ぎたばばあナースとは思ってなかっただろうねぇ」アハ!
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