2017年12月4日月曜日

読売新聞「人生案内」

今日の読売新聞人生案内を読んで「ああ、なんか以前もあったような質問に、回答もよくあるパターンだな」と思った。「長男の妻が忠告聞かない」という題で義父が嫁を非難している内容だ。文章に起こすのが面倒なので写真を以下に貼る。字は小さいが写真をクリックすると画像は大きくなるのでやってみて。

さて、この相談に対して回答者はどう答えたのだろうか。あるいはあなたならこの嫁に対してどう対処する?読売の回答(作家:久田恵)は以下の通りだ。

おやおや、相談者の方が逆に悟らされている。私もこの80才代の人生の先輩である御仁が私の言うことを聞いてくれるなら同じように回答するかも。この相談者は自分の価値観(嫁はこうあるべき)があってそれにそぐわなければ認めないというやや頑な姿勢でずっと(20年以上も)接してきたようだ。言うことを聞かないから「関係を絶ち、我が家への出入りを禁じたい」とはいったい何様なんだろう。20年も離婚もせず、子どもらを育て、年に4、5回も訪問し、外食も共にしてあげている。それ以上何を望むのか。彼女は妻であり母である。嫁である部分は大したことではなく妻や母としてそつなくやっておれば何も口出しすることはない。いや、義理の親が妻や母の部分にも口出しするのは控えるぐらいでないといけない。

この投稿をわざわざ写真に撮ったのは私の周囲にも(うちのことではないよ)思い当たる節があったからだ。だいたいにおいて嫁の悪口を聞いた場合は実際はそうではないことが多い。それに、投稿相談って相談者が逆に叱られたり、諭されたりすることが多い。「読売人生案内」もしかり。
以下に載せるのは、多くの新聞読者やツイッターで回答者のキレのある回答が評判になったケースだ。私も強く印象に残った。相談者の母親は今回の義父と似ているでしょう。
読売の人生案内、始まりは1914年(大正3年)というから100年以上の歴史がある。100年を記念して『きょうも誰かが悩んでる -「人生案内」100年分』(中央公論新社:2015年)という本も出ているそうである。人生に悩みは尽きない。

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