今夜は当直。外来にネコに噛まれた患者が来ているというのでいってみた。18才の女性で左手を数ヶ所噛まれじんじん痛むという。動物咬傷は縫うことはできないので洗浄消毒し念のため抗生剤を処方してハイお終いと電カルに向かった。しかし付き添いのお母さんが「その節はお世話になりまして」というので振り返ると確かに見たことのある顔・・・アレ?改めて名前を見ると元結さんといって2、3年前拒食症で入院治療したことのある女の子だった。あーー。体重30kgくらいで心療内科のDrと相談しながら入院させたが体重計ごまかしたりどうしても食べずに泣いたりと、とても拒食症は内科くんだりのDrが診られる疾患じゃないと思ったものだ。結局心療内科の野下病院に紹介し直してそれっきりだった。
「すっかり良くなってー」とお母さんがお礼を言い、見れば痩せてはいるが確かに以前よりふっくらして表情も明るくなっていた。「今何kg?」と聞いたら「40kg・・」とのこと。「へー、いいねー、どら」と言って彼女をお姫様抱っこすると恥ずかしがりながらも笑っていた。いくつか治るきっかけがあったようだが、イヌを飼い始めてから好転したのだとか。ほほう、ペット療法というのを聞いたことがある。ネコも同様か。ただ、よくよく聞くと家のネコが庭にいたタヌキに興奮して引っ掻いたのだとか。タヌキ?いったいどんな田舎なのよ。蒲生は西浦か。深バッバNsの住んでいるところだな、なるほどその辺りならタヌキも出るかも。でもイヌやネコやタヌキのおかげで拒食症が治ればもうけものだ、田舎バンザーイ!
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