今日は年度末の日。珍しく火曜日当直が当たっていた。比較的楽な感じで過ぎていったものの、日付が変わり新年度になるや否や、さっそく救急車からの依頼だ。交通事故?ほう。バイクの自損転倒事故か。で、受け入れてみると16才の男子高校生だった。いったいこんな時間に何やっている。そうは思ったもののまずは診察、治療が優先だ。幸い頭部CTに異常なく耳付近の擦過傷で済んで良かった。運転には気をつけようと言う以前に生活に問題ありだな。
寝込んでいた午前4時過ぎ腹痛の高齢男性が救急で来るという。やれやれそんな時間に痛くならなくてもと思うがこればっかしは仕方ない。依頼する側もよほどのことで救急車を呼ぶわけでそれなりに原因があることが多い。この患者さん、実は1週間ほど前当院でERCPによる治療を受けたばかりの人だった。痛み部位からしても胆膵系に何かありそう。詳しい検査は時間帯からして難しいので入院させ鎮痛剤でしのぎ午前に詳しく検査することにした。CTでみると胆汁流出のために一時留置していたERBDのチューブが総胆管内に迷入していた。これが腹痛の原因だったのだ。これを抜去してあげるとすっかり痛みはなくなった。やはり明け方に救急でやってくるだけのことはあったわ。
そんなわけで新年度の始まりは猛烈な眠気で始まったのだった。
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