昨日は老健青雲荘入所中のオマル老と囲碁を打った。オマルさんが私と囲碁を打ちたいと熱望しているとリハビリスタッフから聞かされていたからだ。このところボウリング同様囲碁も情熱が冷めていて打ったのは昨年末以来だから、9ヶ月以上も経っていた。オマルさん、90歳を越えても元気で囲碁を打ちたいが、良い相手がおらず、老健に一人打つ人がいるも「下手過ぎてダメ、こてる先生を呼んでくれ」としょっちゅう頼まれるため、わざわざリハビリスタッフが私の所に来たのだった。
手合いは互先なので黒番6目半コミ出しで、握ってオマルさんが先番(黒)になった。そしていきなり変則のシマリを打ってきた。はあ?と思った。何を企んでいるこのじじいとそのシマリをとがめようとすると罠にはまる。
結局、私は最後までこの黒のシマリには近づかなかった。途中、明らかに私が優勢になって、内心「この碁はもらった」と打ち進めていたらアタリを打たれ「あっ!」となった。なんと両アタリになっていてどっちかの白石は助からない。しまった・・。少しでも被害が少ない方を助けたがこれで一気に細かくなった。黒白どちらも大きな地が出現し、打ち終えて地を数えると・・黒82目、白77目。黒のオマルさんの5目勝ちかと思いきや6目半のコミ出しがあるので白の私の1目半勝ちとなった。ふーーぅ。これで昨年3月から始まった対戦成績は私の37勝28敗になった。いやー、勝ててよかった。しかし打ち終わるまで1時間半もの間ずっと考え続けられるというのはオマルさん全くボケていないねぇ。囲碁をやるとボケないっていうのはホントだ。対戦相手不足に困っているオマルさんにネット碁を教えてあげたいが、いくらボケていないとはいえスマホ、パソコンの扱いはまた別問題で難しいようだ。ここはたまに私が出向いて相手することにしよう。いやー、また忙しくなるぜぇ。
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