今年も、はや3月になった。この時期外来や日常でよく聞くのが「花粉症がつらい」だ。今年は特に花粉の散布がひどいそうで、青雲会病院の職員も「先生、鼻水が出て目が痒くてー」と薬を希望する人が多い。カールもそうでこの前抗アレルギー薬を処方したら症状が軽くなって感謝された。
午前の外来が終わる頃、LINEから通知が来た。見ればセージからで「処方箋出してほしい 花粉症がやばくて」「鼻水やばくて息できない」だと。ああ、セージは以前からアレルギー体質で花粉症もあったな。そこで今は関東地方に住んでいるセージに電話を掛けた。電子カルテでセージのカルテを開き、訴えを聞き、遠隔受診の記録をして処方を出した。処方箋は直に渡せないがFaxにして送ればそれでOK、しかもセージは薬局に勤めているから薬代を払ってすぐにでも服薬出来る。最初のLINEから30分弱で「ありがとう (処方箋が)届いた」と連絡が来た。このスピード感よ。地元のクリニックを受診して処方してもらう手間と時間を考えれば、文明の利器を上手に活用しているわ〜。
処方したのは比較的新しい抗アレルギー薬で市販のOTC薬よりもより効きががあって1日1回で済むし眠気も来ないという優れものだ。カールは「私には1日半くらい効くわ」という。良くも悪くもコロナで医療体制が変わってきたが、この遠隔診療(オンライン診療)の普及は今後ももっと活用していっていいと思ったナ。
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