昨日、「一番疲労した野球の試合」の話題を披露したばかりだが、今日はそれに匹敵いや凌駕するほどの試合だった。WBC準決勝、日本対メキシコ戦である。
前日から例によって中途半端な睡眠になり、未明に目覚めてネットはYouTubeで日本代表の練習風景などをぼうっと見ていた。中でも吉田正尚がライト方向に大きなホームランを飛ばすのを見てちょっと驚いた。それがまさか約9時間後くらいにほぼ同じようなホームランをかっ飛ばすとは・・。
十分な睡眠ではなかったが、最近は朝になると自然と目が覚める。午前8時過ぎから準決勝をTV観戦した。しかしカールの沖縄からの帰りのお迎えが控えており、9時前には家を出て車中でTV音声を聞きつつ空港に向かった。がーん!調子よかったように思えた佐々木朗希が3ランを打たれちまったよー。空港でカールも車に乗り込むなり「負けてるじゃん」と。その後も満塁になってアナウンサーが「近藤打ったぁー!」なんて煽るもんだから2、3点入ったのかと思ったらレフトに取られたって、アロサレーナ(キューバからの亡命選手)はどんだけレフトフライを取りまくるんだぁ?ドヤ顔するしー。
帰りは自宅に直行ではなくて中央駅のアミュプラザに買い物があるというのでそこへ行き、私は駐車場で野球観戦をしていた。もう6回を過ぎても日本は1点も取れない。ただ2番手山本由伸が頑張って追加点を与えない。日本の力からしてきっと追いつき追い越せると信じ観戦を続けていた。そして吉田の3ランだ。車の前を人が行き来していたけど手叩いて大喜びしたねー。そのうちカールも帰って来てアミュを出て帰宅した。しかしまたもやメキシコに打たれ2点のビハインド。今度は団地内のAコープで買い物というからまたもや駐車場で一人観戦していた。8回裏も日本の攻撃はチャンスを作る。ノーアウト1、2塁はまあ犠牲バントかもしれないがもうちょっと源田が粘ればフォアボールで満塁も狙えたんじゃないか。でもここぞのスリーバントを決めて得点圏にランナーを進め、ここは当然の甲斐の代打山川の打撃でヒットこそなかったが犠牲フライで1点差にした。ふー。
で、家の駐車場に着いた時が日本の最終回の攻撃が始まろうかという時だった。打者は大谷だ。その打撃が終わるまで車中で観戦しようかとも思ったが、家に入れば大画面で見られると急いで玄関に向かったのだが・・なんと大谷は初球からぶっ飛ばして2塁打をかまし塁上で吠えまくっていた。おーー!これはチャンス。少なくとも同点にはなるぞ。続く吉田は最大限の警戒ぶりで(当然そうだろう、さっきのようなホームラン打たれればそこで試合終了だ)フォアボールになった。そして代走の周東だ。うん?もしかして延長になればまた吉田の打撃が必要になるのではとも思ったが、そんな先のことより目先の逆転ランナーだ。
で、その後は皆さんご存じ、村上の痛烈なセンター越え2塁打で、やったーぁ!周東もきっと本塁突入・・と思ったらあっという間に来ていた。あははー、逆転勝利だぁー!日本列島全土が沸騰したはずね。感激して私は思わず涙がにじんだ。野球見て泣くなんて滅多にない。
そしてこの後は疲労感がずっしりと来て、昼食の後も寝ては起きての繰り返しが続き、それは夜も続いた。自宅、車、空港、駅、スーパーとあちこちで観戦し、じりじりハラハラ最後の最後になって爆発。こんなに疲れた野球観戦もない。約半世紀ぶりに疲労観戦の更新をしたのだった。ふう・・。
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