2020年2月18日火曜日

4999号を迎えた雑誌

医局に置いてあった医学雑誌、週刊「日本医事新報」を見ておや?と思った。2020/2/15日号で通算4999号と表記されていたからだ。毎号このナンバーはあるのに今まで特に気にしたことはなかった。でも4999ということは来週は5000号じゃないか。五千?いったい何年前に創刊されたんだ。ざっと計算してみる。1年は52週だから1年でざっと50刊は発行されている。とすると・・おおよそ100年近くも経っているのか。裏表紙で確認すると「大正10年2月5日第三種郵便物認可」とあった。大正10年は1921年だから丸99年経過している。いやー、すごい歴史ある雑誌なんだ。

今週号は内視鏡関係が特集されていて主に胃の所見で注意すべきケースをDr野中が面白く解説していた。来週は5000号だからきっと記念特集号になるのではないか。なにせ100年近くも続いている医学雑誌ってそんなにはない。梅沢彦太郎という東京慈恵会医院医学専門学校(今の慈恵医科大学)を中退した人が医学ジャーナリズムの世界に入り、創刊したのだそうだ。信頼性の高い医療情報を提供するという方針がしっかりあるそうだ。一応医師向けの雑誌ではあるが一般の人も読みやすいように書かれてある記事も多い。週刊だからコロナウイルスについてもだいぶページを割いて書かれていた。日常診療にも役立つことが多く、昨日書いた週刊現代の記事は比較するのもおこがましいか。

日本医事新報、今後も継続、発展を祈る。

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