2018年8月6日月曜日

五転

今日の高校野球2日目、レジェンド始球式は「木村竹志」さんだった。実はレジェンド始球式のメンバーが発表された時、唯一知らない名前だったので誰だろうと思っていた。実は1979年の春夏連覇のエース「石井毅」その人だった。なーんだ、だったらもちろん知っている。そして始球式の時にそばに立っていたのは元星稜エースの堅田外司昭さん。主審としてこの試合を担当することになっていた。あの延長18回の死闘を演じた二人を並び立たせるとは高野連も粋なことをしやがる。

その第1試合は高知商対山梨学院。これが壮絶な打ち合い、二転三転のシーソーゲームだった。私はネットで途中経過をチェックしていたのだがどっちかがリードしていてもまったく安心できない気分で、Yahoo!ニュースでは担当者がこんがらがったのか、点数入れたチームを反対にするというレアなミスもあった。
↑を見て、「ふーん、山梨ちょいリードか」と思うのは当然だよね。
しかし10分もしないうちに実は↑高知商大量リードだと訂正が入っていた。
その後二転三転、山梨が1点リードも↑このまま終わると予想した人はほとんどいない。
7回終わって14対12で高知商がリード。
凄まじい打撃戦で、結局二点三転どころか五転して結局このままのスコアで終了した。

次の優勝候補の大阪桐蔭と作新学院の試合は見ていなかった。今大会はどこが大阪桐蔭を倒すが焦点の一つで作新も桐蔭相手でなかったら上位に行けたのにネ。第4試合は佐久長聖と北海道の旭川大高で延長戦に入り12回までで決着付かず高校野球史上初のタイブレークに突入した。結局先攻の佐久が14回に勝ち越すが、それよりもこの試合の焦点は8回の誤審だろう。レフト前ヒットになった旭川の左翼手の捕球は地面に着く前にちゃんと捕球しており、アナウンサーも「微妙な判定でしたが・・」と口を濁すプレーで明かな誤審だった。このせいで佐久のランナーがたまり、皮肉にも今度は左翼手の落球で2点入り、逆転を許した。もし誤審がなければ点は入っていなかったかもしれない。

高校野球は100年の歴史の中でいろいろな改革をしてきた。タイブレーク導入は特に反対する理由はなく、今後浸透するとして、今後はビデオ判定も導入するかどうかの判断も必要になると思う。私が以前書いた「あれはアウトだった(2015/08/13)http://koteru-nikki-2015.blogspot.com/2015/08/blog-post_22.html」も明らかにアウトをセーフと誤審し、結果報徳学園が早実に追いつく展開になり、逆転、その後優勝するという結果になった。誤審がなければ金村や荒木の運命、学校の歴史(報徳はその1回しか夏の優勝はない)も変わるわけで、勝負に直結する誤審は出来るだけなくすよう私はビデオ判定の導入を望む。

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