2018年5月16日水曜日

笑えて楽しめる「半分、青い」

今日のNHK朝ドラ「半分、青い」には思わず吹いた。

東京に行ってしまい息子がいなくなった原田知世扮するお母さんに、主人公鈴愛(すずめ)の母親松雪泰子が「上京した子供から頻繁に手紙来るのは、NHKの朝ドラの中だけだから」って言うんだ。ぷっ!おそらく朝ドラ史上、ドラマの中で朝ドラ自体に触れたのは初めてのことだろう。

東京編になってやはり豊川悦司扮する漫画家秋風羽織が面白い。漫画家という個性丸出しのいったい何を言い出し、何をやらかすか分からない行動が面白さを生んでいる。
鈴愛に横浜の船の写真を撮って来いと命令し、その船が出航して撮れなくなったのを「何で泳いで(撮りに)行かない」と叱る場面もちょっと吹いた。

さらにアシスタント仲間には自らゲイを公言して口癖が「ぼくって」ゆえに秋風から「ボクテ」と呼ばれる藤堂誠クンを志尊淳が演じる。主婦を中心とした全家庭人が視聴する前提なのにこの設定は朝ドラとしては画期的だ。それだけ時代が寛容になりそれぞれの個性を認め合うようになってきた証拠だろう。

それにしても志尊君の演技はなんか本当にゲイじゃないかって感じてしまうからなかなかのもの。彼は3年前のNHK教育の「エイエイGO!」でずっと見ていたから親しみが湧く。最近露出が多く今回の朝ドラでさらにブレイクすることだろう。

ふうむ、ここ4、5年の中では「あまちゃん」についで面白いかな。どうも私はコメディタッチの作品が好きみたい。笑えるのが好み。しばらくは「半分、青い」が楽しみである。

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