昨日の枇杷食い散らかし犯鳥はカラスだった。いや、直につついている姿は確認出来ていないが、カラスがやって来てカーポートに止まり、辺りを見渡した後、カールに言わせれば「ちぇっ!」という声が聞こえるくらいの態度でその場を去って行ったそうだ。カラスって賢いやつだから来年も狙ってくるんだろうな、気をつけなくちゃ。
NHK大河の「西郷どん」が奄美編に入った。その奄美言葉はとうとう字幕付きになった。カールの「薩摩言葉も字幕ならいいのに」は鹿児島県外の人ならおおくつぶやいていることだろう。ついでに「(字幕があって)まるで韓ドラみたい」とのこと。そうねえ、韓ドラみたく史実よりも物語の面白さを追求したら視聴率ももっとよくなるだろうに。
ともかくこれまでの薩摩や江戸編と違って画面が明るく、とぅま(愛加那)とのラブストリーと分かるので面白くなっている。島に入った西郷(菊池源吾)はやさぐれて島民とも心を通わさない。とぅまとも当然ぶつかる(ラブストーリーの定番)。カールがとぅまの髪型や奄美言葉に「沖縄と似ている」とつぶやいた。「(何々)してくぅりぃー(下さい)」とかの言い回しやユタ(霊媒師)の存在などもともと奄美は琉球の支配を受けていたので当然のことだ。薩摩の琉球侵攻後に分断され支配下になったわけでそれが現代にまでつながっている。
私は奄美言葉の感嘆詞である「アゲー」に中学高校の同級生「マチゲータ」君を思い出した。彼は進学のため親の期待を担って中学から光頭中に来た。しかし奄美の言葉丸出しで発語の合間合間に「アゲー」と言うのでよくからかわれていた。セントラル高校では生徒会役員に選ばれ、私は文化部、彼は体育部でそれに時間を取られるあまり、親が心配してわざわざ生徒会室まで来たことがあった。親にしてみればそんなことに時間を取られないで勉強してくれよーだったろう。そんな心配もされたが無事歯学部に合格し今は奄美で歯科医を開業している。
日本語に対しての字幕付きという珍しい手法を使ってでも地元の言葉にこだわってくれ雰囲気がよく出てなかなかのものだ。でなければ「こてる日記」も今日はこの話題にならなかっただろう。がんばれNHK!
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