2017年2月18日土曜日

予防投与

朝の外来前に検査結果のチェック表を見ると、内視鏡室の湖西種実Nsが検査を受けていて何事かと思ったら何とインフルエンザA型が陽性だった。ゲッ!見れば彼女、げっそりして1日で5才くらい老け込んだ印象だ。聞けば昨日から調子が悪かったらしい。ということはですよ、私たちはインフル患者のいる中あの薄暗い部屋で1日過ごしていたってわけ?いかん、彼女には投薬後すぐに帰宅させ、く私、ムッちゃんNs、佳及Nsはタミフルの予防投与を受けた。他の内視鏡室職員は今日は休みだった。感染(うつ)っていないことを祈ろう。

午後は年1回の病院の症例研究発表会で、私は前半発表のコメンテーターを務めた。今回は特別講演をなくし各発表に時間を割き、質問意見の時間が多く取られ、実際例年以上に活発に意見が出た。もっとも最初に質問する人は打ち合わせが事前にあったようで答える方もハイ待ってましたとばかりスムーズに返答していたが、予想外の質問には固まるケースもあった。私は4階サンカクNsの症例が自分が最初受け持っていたのでいろいろコメントできた。消防署員も救急司令室の役割を発表し初めて知ることもあって勉強になった。

帰宅後は天鳳にクリスティー。今はトミーとタペンス物の初登場作「秘密機関(1922)」を読んでいる。これは本格推理ではなくスリラーだ。しかも処女作「スタイルズ荘の殺人事件」に次ぐ2作目、40年代の作品に慣れている私にすれば別人の作かと思うほどタッチが違い、トミーとタペンスの若々しさとスピーディーな展開で読ませる。この本も30年前に購入以来読んでおらず今回ようやく読み始め、すでに終盤だ。明日には読み終えるだろう。まあ、傑作というには遠いがクリスティー好きなら十分に楽しめるといったところだ。

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