2017年2月12日日曜日

編曲家森岡賢一郎

何もない日曜、ゴロ寝でビデオをTVで見るの時間、昨日の録画BSジャパン「あの時この歌」を見た。アルフィーの坂崎幸之助と高見沢俊彦のどちらかがゲスト出演しある年のヒット曲の中から1曲をセレクトしそのエピソード、意義、時代背景などを音楽評論家の富澤一誠が解釈してみせる番組だ。

今回は1976(昭和51年)で選ばれた曲はクールファイブの「東京砂漠」だった。前川清がうなりを上げて歌う「♪ああ あなたいれば ああ あなたいれば 陽はまた昇る この東京砂漠〜」である。クールファイブといえばバックコーラスのイメージが強いが実はギターなど演奏が主体のグループだったそうだ。TV以外のステージでは演奏をちゃんとしていると高見沢も証言していた。

番組ではこの曲の編曲者「森岡賢一郎」に注目していた。「東京砂漠」の歌詞とは逆のゴージャスでファンキーなアレンジがプロからみたら凄いらしい。この辺になると私にはよく分からない。でもこの森岡賢一郎さんの手がけた曲の一覧をみるとそうとう有能な人だったと分かる。「君といつまでも」「思い出の渚」「霧の摩周湖」「小指の思い出」「ブルー・シャトウ」「港町ブルース」「瀬戸の花嫁」「今日でお別れ」そしてクールファイブの「長崎は今日も雨だった」と歌パート以外のイントロ作曲、楽器選定など任され大ヒットにつなげている。昭和40年代の超有名な曲でこれだけバラエティーに富んでヒットさせているなんて本当に凄い。オーケストラの指揮もし自分の楽団も持っていたそうだ(ケニー・ウッド・オーケストラ:ケニー=賢一郎、ウッド=森岡のもじり)。日本のジョン・ウィリアムズと例えてビデオ発売もしていたようだがあながち嘘ではない。
(↓ただしこのポーズ、一歩間違えばお笑いだが実績を知れば様になっている・・か)

編曲家という職業は全くといっていいほど話題にもならないが実は重要な役割をしているんだとこの番組で知った。ありがたい、みんなにもお勧めの番組だ。

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