2015年10月26日月曜日

「あさが来た」あれこれ

朝ドラ「あさが来た」が好調だ。始まって1ヶ月近く経ち、時代が明治に入っても男はまだちょん曲げ姿に女は江戸時代風髪型なのだが違和感なく見ていられる。主題歌の「365日の紙飛行機」もいい感じでAKB48ファンとしてはうれしい限りだ。
https://www.youtube.com/watch?v=l7l7fD48EpE
見ていておや?と思ったのが、主人公あさ役の波瑠の姉役宮崎あおいの演技だ。彼女の場面になるとなぜかすうっと引きつけられるというか、妙に気がかりになる。独特の空気感があるのだ。波瑠の演技にはまだそういうところはない。もし台本が姉を中心に描けばたちまち主客転倒し宮崎あおいが主人公で話が動き、視聴者もそれが当たり前になるだろう。今回は脇だが本来は彼女は主役級である。朝ドラの特徴で主人公は本業でもまだ若くつたないけれどその成長を視聴者も見守っていくスタイルだからいいのだろうが、29才の宮崎あおいと24才の波瑠との間には年齢以上の差が女優としてはあると気付かされるのだ。

それと劇中、唯一実名で登場しているのがディーン・フジオカ演じる五代友厚(才助)だ。ちまたではイケメン俳優で注目を浴びているらしいがそれには興味はない。五代友厚については私は小学時代から知っていた。なんてったって鹿児島は名山地区長田陸橋の真ん中に銅像のある偉人さんだったからだ。五代友厚って何をした人なんだろうとちょこっと調べると幕末から明治にかけて活躍した人で特に大阪に貢献した人とあった。大阪には遠い親戚がいて昭和45年の日本万博では数泊そこの家に泊まらせてもらったが、その時に五代友厚の名前を出したら、そこのおじさんが「ああ、大阪の町を大きくした人だね」とうなずいてくれたものだった。その銅像もいつの間にか無くなっていた。どうしたのだろう。調べると無くなったわけではなく昭和56年に泉町の公園に移設されていた。そうかそうか。

ドラマ同様なかなかの男前で薩摩のやや鈍くさいイメージじゃない。子どもながらに立派な人だったんだろうなと思っていた。↓
大阪証券取引所玄関前にも堂々とした銅像がある。↓
ドラマのおかげでこうした忘れられていた(大阪ではそうでもないようだが)子どもの頃から知っている偉人が注目されるのはうれしいことである。

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