訓練は乗員乗客役の龍桜高校の看護学生らが乗った飛行機(バス2台で見立て)が到着後第2エンジン付近から出火し爆発炎上し乗員乗客がエスケープスライドを使用し機外へ脱出中で、その中で重軽傷者や死人まで出ているという想定だった。私たちは初期対応をしDMAT(災害派遣医療チーム Disaster Medical Assistance Team)が到着するまでトリアージされた被害者の治療などを行う設定だった。とはいっても緊迫感はなく学生相手に問診をしカードに簡単な記載をする程度だ。ただ普段着でもいいと要項に書いてあったのでそうしたがここは白衣か何からしい格好が良かった。マスコミもいっぱい来ていてカメラを回しているのに私はそこいらへんの作業員と変わらないのでは映りようもないわ。DMATや自衛隊、消防署員らは制服だから見栄えがよかったぜ。
龍桜高生の中に青雲4階病棟のキコ様Nsの妹マリンちゃんがいたらしいが私は気付かなかった。トリアージで特に問題ない緑札の学生はいっぱいいたからね。また航空保安協会の撮影班のスタッフに外来のニシマキNsの夫ニシナオさんがいて写真を結構撮ってもらった。こんなところでも知り合いはよくいる。
右端のカメラマンがニシナオさん
2時間ほどでほぼ訓練は終わった。毎年参加しているイヤまだNsによると去年より大がかりだったと。2年おきに他機関合同と医療単独でするということらしい。今年は移転新築したよう眠る整形のヘリやドクターヘリも来ていた。この訓練、それとは別に飛行機オタクだったら垂涎ものだよなと思った。滑走路に降りたって飛行機の離発着が見られ写真も撮れるなんて一般人にはなかなか許可出ないっしょ。そうだ、日本航空の飛行機がやって来たのに着陸をせず空港の上を通り過ぎていった。この前のニアミス事件もあったのでどうしたんだと思った。もしかして私たち、お邪魔だった?ニシナオさんに尋ねると「ああ、バードストライクがあって、その鳥の死骸を除去するのに少し時間が掛かってですねー」と教えてくれた。なーるほど、韓国の「エアシティ」にもそんな鳥対策の場面があったね。
訓練は5時までということだったが4時過ぎには空港を出ることができた。私は病棟業務が残っていたので帰院を急ぎたかったが、ズッシリNsが「疲れたねー、なんか甘いものが欲しいなぁ」とつぶやくので、ならばと「盛るぞう三森」というケーキ屋に立ち寄った。ケーキ販売だけでなく食べるスペースもある店でコーヒー、紅茶サービスもあると聞いていた。モンブランなど頼みコーヒーを飲んだが何か元気が出た。大したことしていなくても訓練疲れがあったんだろう。こんな寄り道が出来たのも自分で運転したおかげ、また来年もこうしようっかな。
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