2014年5月1日木曜日

枇杷の実

朝、庭を見ると枇杷の木にオレンジの袋がいくつも被せられていた。この枇杷、チッチが小学4年生のころに1個だけ種を植えてみたところ成長してこのところずいぶん大きくなってきていた。(チッチ曰く「テル兄がこれって木が生えてくるのかな」とふと疑問を呈したのでやってみたのだそうだ)しかし実を付けることもなかったので去年あたりにカールが「切って捨てようか」と言っていた。それで適当に剪定していたら今年になり花が咲き始め実もつき始めたのだった。ちょうど8年目なのでその時期だったのではとチッチは言う。それはともかく馬鹿にしていたのが現金なもので赤い実が成るように袋掛けをしたというわけだ。これは果実に風傷が着かないのできれいな実になるのと袋で果実が温められるので早く熟し、また病虫害の予防のために行うものらしい。

桜島をこの時期ドライブすると白い花が咲いたように見えるが実は枇杷の袋掛けの姿だったなんてよく目にする光景だ。他人事と思っていたのにまさか自分の庭で見かけることになろうとは。

カールが調べたところ枇杷の実は余分な実を落とし2個選んで包むのがいいらしい。それ以上付けたままだと1個は必ず小さいのが出来るし他の実も大きくはならないとか。でも彼女はそうはしなかった。「せっかくここまで育ったのにかわいそう」だからとのこと。まあ商売じゃないからそれもありだな。

うちの庭には山椒があってこれは植えたわけではなくブロック塀の間に生えていてどうも鳥が運んで来たらしい。もらったタケノコに添えたりして良い風味が出て役だっている。家の庭は季節の変化を感じたり実用もあっていいもんだ。都合で小さくせざるを得なかったが大きすぎると見せたまえDrが言うように「毎週草取りが大変だぁ」となるしこれで良かったかなと思う。さあて熟した枇杷の実を食べられるのはいつかな。楽しみだ。

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