4月に人間ドック学会が「血圧や肥満度などについて健康診断や人間ドックで『異常なし』とする値を緩めると発表した」との報道がなされ、これに反応した週刊誌などが「それみたことか」とこれまでの基準が厳しすぎて血圧やコレステロールは高くてもホントはいいんだなどど派手な記事を出してきている。まったく迷惑なことだ。これは新聞が勘違いしたもので、学会が発表したのは健康診断データの大規模調査をもとに作成した「検査値の基準範囲」であって、健康診断や人間ドックで用いられる「判定基準」あるいは「疾患判別値」とは別物なのである。学会が新基準を6月に正式に決め、来年4月から運用すると報じた部分も事実ではなかった。ちょっと分かりにくいがこれまでの健康基準が大きく変わることではないと覚えていて間違いはない。
「たかじんのそこまで言っていいんかい」でもやり玉に挙げられかけたが、パネリストの心筋梗塞経験者の津川雅彦がコレステロールが正常内でも病気になったと発言しコレステロールは低いに越したことはないと一蹴していた。だいたい循環器や心臓の学会でこれまで厳密に検討されてきて悪玉コレステロールが増えるのは悪いとなっているのに、週刊誌は一部の例外を根拠に古い権威を信じちゃいけないと煽る悪癖がある。あれは病院と薬品会社が儲けるために仕組まれているとかね。それに心の不安定な人などが信じてしまい治療抵抗性になってしまうケースが懸念される。だいたい医者ってよく効いて患者が病気にならないような薬をやっぱり使いたがるものなのよ。
高血圧放置、糖尿病放置、高コレステロール放置、肥満放置、喫煙放置、これだけ放置していたら間違いなく中高年になって命に関わる病気になるとほぼ断言できる。放置プレイは特殊性向の人たちだけが喜ぶもの、一般ピープルは素直なプレイに徹した方が絶対にいい。
0 件のコメント:
コメントを投稿