2014年5月8日木曜日

99.99999%

オーディオケーブルで音質に差が出るとは聞くがどのくらいのものかはとんと知らない。そもそもうちにはオーディオセットがもうない。学生時代オーディオにあこがれて金貯めて好みの機器をそろえ悦に入っていたものだったが、結婚後はミニコンポ、それも壊れてBOSEのWave music systemという小型オーディオのみになり、それすらほとんど使わずパソコンやiPodのデジタル音をイヤホンや車内で聞くくらいに堕落してしまっている。あれは一時のはしかみたいなものだったのか。故長岡鉄男氏のコラムでは「オーディオファン」と「音楽ファン」は違っていて大多数は「音楽」ファンで高級オーディオにハマっていく「オーディオ」ファンはあまりいないと書かれてあった。私など典型だろう。

そんな私が、ある人から高品質のオーディオケーブルをもらったというか預かったというかACROLINK社の7N-D5000という代物を手に入れたのである。オーディオケーブルには銅が使われているが一般には純度99.999%程度のものらしい。それが99.9999%と9が6つ続くと性能が良くなり世界でも「日鉱マテリアルズ社」と「三菱マテリアル社」の日本の二社に限定されるほど生産が難しいものになるという。7N-D5000はそれよりも高性能の99.99999%の7つも9が付く製品でそれをACROLINK社は前二社と提携し提供してしているほぼ唯一のメーカーということだ。そのある人によると「信じられないかもしれませんがケーブルを換えて聴くとほんとに違うんですよ」という。確かに手に取ってみるとずっしりと重くたかがケーブルとは思えないほどのしっかり感がある。だがいかんせんこれを使う高級なアンプやCDプレーヤーが手元にない。こっそりどのくらいの値段なのかネットで調べてみると、ぬぁんと定価は15万円ほどもする。中古でも6-8万で出ているではないか。おそろしい。こういったものにしのぎを削る世界があるということだ。

ま、マイボールの微妙な違いにああだこうだと言っているボウリングオタクも世間からは同じような目で見られているのかもネ!

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