今日はバレンタインデーということだが、出勤時から帰る時まで誰からもチョコレートはもらわなかった。な、ばかりか、誰からも「今日はバレンタインデーですね」なる言葉を一言も聞かなかった。私も何も言わず静かに1日が終わった。こんなことは初めてで、帰宅後、カールから「チョコレートケーキを作っていたんだ」と手作りチョコケーキのプレゼントがあったくらい。これは毎年恒例なんだ。
小中学生の頃、チョコをもらえないかなとドキドキしていた時代や義理チョコ全盛の昭和の終わりから平成時代、そしてお返しのホワイトデーなどイベントが盛りだくさんだった頃とするとあまりにも静かな1日だった。これはいったいどういうことか。自分なりに考えてみると、年賀状仕舞いが増えてきているというニュースがあって、これは「伝統的な慣習や人付き合いを重要視しない価値観が広がっているから」という説明で私は納得いくが、バレンタインデーも特に義理チョコについてはそのような人と人の付き合いを重要視しない価値観が広がりつつある影響かと思う。もらう側も「またホワイトデーでお返ししなきゃいけないのか」と思うと煩わしさを覚えがちだ。お葬式にしても家族葬や小さなお葬式が増えてきていて、世間との人付き合いは最小限にしたいという現代日本人の生活傾向を反映していると思われる。
0 件のコメント:
コメントを投稿