2024年6月11日火曜日

ジャパニーズ・ウイスキー

昨日帰って来たカールがいろいろ語ってくれた中に「チッチの先輩からもらったというウイスキーがとっても美味しかった」というのがあった。サントリーの「響」だという。聞いたことはあるがお酒に弱い私は飲んだことはもちろん見て触ったこともないお酒だ。

「私もよく知らなかったけれど香りといい味といいびっくりした」とカール。実はカールがチッチのためにアップルパイを作ろうとして「香り付けに使うラム酒がない。あらここに人からもらったと聞いたウイスキーがある」と瓶を開けたんだそうだ。その時の凄くいい香りに驚いて、パイに少量使った後、飲んでみたら味も素晴らしいと三杯くらい飲んだのだとか。チッチが「あれ、すごく減っている」と指摘のが「響」だったのだ。

サントリーのブレンドウイスキーで公式評によると・・

テイスティングノートは「華やかに広がる、やわらかい味わい。日本のウイスキーならではの美しくバランスのとれたハーモニー」

は「琥珀色」
香りは「ローズ、ライチ、ほのかなローズマリー、熟成した樽の香り、白檀」
味わいは「ハチミツの透き通った甘さ、オレンジピールチョコレート」
余韻は「繊細、やさしく穏やかに続く余韻、ほのかなミズナラ」

ということで、いやーウイスキーって語るもんだねぇ。ただカールの感想のほうが聞いて飲めない私でも「飲んでみたい」と思わせたぞ。カールの「響」はいわゆる何年ものとは違い「響」の中では中くらいのバージョン(ブロッサムハーモニー:実売価格で3万はするらしい)のようだが、それでも素人を感激させるほどの代物だった。

最近、ウイスキーの世界ではジャパニーズウイスキーといって世界5大ウイスキーの一つに数えられるほどになっているんだとか。他の4つは本場スコットランドのスコッチ・ウイスキー、アイルランドのアイリッシュ・ウイスキー、それにアメリカン・ウイスキーにカナディアン・ウイスキーだという。20年ほど前、品評会の「ベスト・オブ・ザ・ベスト」において、ニッカウヰスキーの「シングルカスク余市10年」が1位を、インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC)でサントリーの「山崎12年」が金賞を受賞したあたりから世界的に品質が注目され始め、ここ5年ほどでは「響」の受賞が特に際立っているんだそうだ。

「響」はサントリーの「山崎蒸溜所」「白州蒸溜所」「知多蒸溜所」の3つの蒸溜所のそれぞれ優れた特徴のうち多彩につくり分けられた原酒を樽の中で熟成させ、徹底した品質管理を数十年行い、ブレンダーがその原酒を厳選し、丁寧にブレンドして出来るウイスキーということで日本のウイスキーの最高峰とされているらしい。そういったものらしいとは10年ほど前のNHK朝ドラの「マッサン」で私も知っていた。日本は量より質にこだわる傾向がありそれが最近の評価を高めているようだ。しかしウイスキー作りって人気や需要があるからといってすぐに増産は出来ない。それこそ12年、17年、21年とか瓶のラベルにあるように熟成に年月がかかるからだ。

平成に入ってウイスキーは人気に陰りが出てビールや焼酎がよく売れていた。しかし10数年前からのハーボール人気で息を吹き返し、それこそ「マッサン」で認知度が上がり売れ行きもV字回復している。でも、結局は品質にこだわりその味を守ってきたからこそだろう。私も今度「響」を買って飲んでみよ!

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