朝礼のスピーチはミライNsの「疼痛について」の教育スピーチのあと、調理師のキミドリさんの「私の夢」というタイトルのスピーチだった。そのキミドリさん、「昨年、スピーチの依頼があって依頼されたタイトルを聞いたときにもう60歳にもなって何を話そう」と逡巡したそうだ。実は私も初めて見かける職員さんでお姿を見れば「夢」と言われても確かにーと思わせた。
出身は蒲生の漆だという。その昔、こてる日記(2002/9/26)で「ここは、どいなか『漆』村 」とのタイトルでネタにしたことがあった。この前亡くなった当時訪問看護担当のふっくらNsといっしょに訪れた時のことである。「聞くところによると、そこは姶良、蒲生地区でも田舎の中の田舎、ド田舎なんだそうだ。「ふっくら」ナースの運転するスターレットは、昼なお薄暗い川沿いのくねくね道を進んでいった。 「車酔いしますよ」「なーに、平気」 狭いけど対向車も来ない。おや、ぶんぶん飛ばすねー。 すると急に視界が開けた。 そこが漆の村で、稲穂の実る田園風景が拡がっていた。 これは意外な感じ。私は坂の多い山村をイメージしていた。 それまでがうっそうとした山中だったので、開放感が何とも気持ちいい。 狭い盆地の中央は田んぼで、辺縁に民家が散在している。 目立つ建物はこぢんまりとした小学校のみ。静かな静かなところだった。」
との書きだしで始まっている。本当に日本の懐かしき田舎という風情だった。
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