夕方、玄関のチャイムが鳴ってカールが出ると、お隣のさんげんさんのお祖母さんだった。カールはお祖母さんといっしょに出かけ帰って来ると、さんげんさん家のアジサイをもらっていた。どうやら先月上げた枇杷のお返しらしい。
ただ、もらってきたばかりのアジサイだったけれどすこし元気がなく、カールはバケツに水を入れミョウバン(硫酸カリウムアルミニウム)を取りだしなにやら細工をしていた。そしたらアジサイは明らかに元気になって見た目も綺麗になった。私は初めて知ったのだが、ミョウバンは茎の切り口や花瓶の水にバクテリアが繁殖するのを抑える効果と、切り口につけることで茎の灰汁が抜け、花の水上げを良くする効果が期待できるんだそうだ。とくにアジサイなどの枝物は水を吸う力が弱く、水不足になってすぐに枯れてしまうところ、ミョウバンを使って水上げを良くすることで、倍は長く楽しめるとか。カールによると、ミョウバンは別に切り花のために買っておいたものではなく、漬物や煮物に使うために家に元々あるんだと。「お花を習った時に知った知識よ」とも語っていた。へーーえ。アジサイは水を吸う力が弱いから、梅雨の時期に元気なんだな。もう6月になったけれどまだ梅雨入り宣言は出ていない。通勤で通る姶良の用水路べりに咲くアジサイもまだ満開とはなっていない。うっとうしくもあるがアジサイを見ると梅雨時期もまた楽しーではあるネ。
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