2024年2月24日土曜日

見守り

今日は土曜勤務で午前は外来、午後は日直だった。どっちもそれなりに忙しかった。特に午後は病棟患者の急変で気管挿管、人工呼吸管理もあってバタバタした。しばしゆっくり出来た後、夕方に救急車がー。めまいが1日半収まらないという高齢患者で、普通の内耳性のめまいとは思ったが念のため頭部CTを撮った。小脳梗塞もしくは小脳出血が隠れている場合がごく稀にあるからだ。今日はレントゲン技師がいてくれる日だったのが有り難い。結果、小脳には問題なく数日の入院で済みそうだ。

17時半になって当直を外科のカムイDrに引き継いだ。当然、気管挿管した患者のことを伝えた。心拍再開したけれどいつまた心停止するやもしれない。そしてこの患者さんの高齢の母親が今晩病室で付き添いたいとの申し出を了承していることも伝えた。いまだコロナなどで見舞いなども制限されるケースがある中、体が弱かった我が子がいよいよという時にせめて側に付いてあげたいという親心をどうして断れようか。

あと1日持つかどうか・・と、私は内心思っていた。後日、カムイDrの記載を読むと、翌日早朝、「ご家族の見守る中死亡確認」と書かれていた。

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