金曜は外来担当だが、救急担当が特に決まっておらず午前は一人を担当した。他に近医からの紹患者の診察や入院指示もあり、昼食が遅れ医局に戻ったのは13時50分くらいだった。14時からはICT(感染症委員会)の会議は「休ませて欲しい」と出席を一旦見送った。ここを真面目に出ると休憩がたった10分しかなくなる。今年度は医師の働き方改革元年とか言われているんだからさぁ、まあええやろ。
そんな中、愛乱病院から「患者が鉛筆と蛍光ペンを呑み込んでしまってー」「レントゲンにも映っているので摘出をお願いできないか」と依頼があり、すぐに「OK」と返事した。確か、先月の同様ケースではスタッフ不足と時間外になりそうでお断りしたが、そっちの方が例外でいつもは基本OKなのだ。でもそうなると午後の外来を一時中断して内視鏡をしなくてはならない。ICTに10分ほど出てすぐに外来に向かった。他にも紹介状付き患者が来ていて採血やレントゲンなど指示することが多い。
そんな時にセージからLINEが来て頼み事もあった。それはどうにか簡単に済ませられたが、非常勤の外科の苦労しますDrが救急車対応で一部外来患者がこっちに回って来た。内視鏡室から「先生、異物摘出の内視鏡はいつ始めますぅ?」と来て「もう少し待ってくれ」と時間延ばしをした。と、内視鏡非常勤の並ぶンDrが「私がします」と言ってくれるじゃない、渡りに舟とお願いしスタッフにも承知させた。異物摘出は私がやり慣れているので、内視鏡室スタッフは私にさせたがるんだよ。
結局、外来紹介患者は入院になった。救急車の患者さんは屋外某所で倒れていて、苦労しますDrとキブンDr二人で心肺蘇生を行うも助けられなかったらしい。17時半の終業時間になって内視鏡室に行くと、並ぶンDrが少々苦戦をしていた。鉛筆は取り出せたが蛍光ペンをつかむのと取り出すのに四苦八苦していて、私も側に着いて見ていたが、結局、途中交代し私が取りだした。
いや、別に自慢しているわけじゃない。愛乱病院からはこの手の患者さんがよく紹介され、この人などこれで五度目の異物呑み込みを起こしていた。そういう環境にあるので必然手慣れてくるのだ。
でも並ぶンDrがやってくれていたおかげでどうにか忙し金曜の午後を乗り切れた。全部自分がしないといけないと思うのは良くない。やはりお互い協力し合うことで何でも乗り切っていける。そんな週末の病院勤務・・だった。
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